2011年12月6日火曜日

■観光業者ら気持ち新た


観光業者ら気持ち新た
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20111205-OYT8T00180.htm
(2011年12月5日  読売新聞)

. 東北新幹線の全線開業1周年を迎えた4日、新青森、八戸、七戸十和田の各駅はお祝いムードに包まれた。東日本大震災の影響で満足できるほどの開業効果が得られなかった1年目。観光関係者らは「これからが再スタート」と気持ちを新たにしている。

 青森市の新青森駅のホームでは、東京発の1番列車を近くの滝内保育園の園児ら約10人が手作り横断幕を持って出迎えた。同市に住む親戚を訪れる仙台市の葛西正蔵さん(80)は「やっぱり新幹線は便利。一つにつながって本当に良かった」と話した。

 改札前では、青森西高2年生の5人と市立新城小3~6年生50人が待ち受け、ラベンダーが袋に入った手作りのポプリ500個を持ち、降り立った乗客一人一人に「青森へようこそ」と声をかけながら手渡した。

 駅構内には、「ハネトン」や新幹線をイメージした「はやぶさ翔」など県内人気のキャラクター20体が勢ぞろい。駅前広場には屋台が並び、浅虫温泉のPRで湯に手を入れて温める「手湯」が登場。郷土料理「いものこ汁」も無料で振る舞われた。同駅の小比類巻宣典駅長は記念式典で「地域の方々の支えで満1歳を迎えた」と述べた。

 八戸市の八戸駅では郷土芸能の「八戸えんぶり」「法霊神楽」が披露され、名物「せんべい汁」も人気を集めた。はちのへ観光誘客推進委員会の島守賢委員長は「来年は新幹線八戸駅開業10周年。今まで以上のおもてなしを図りたい」と語った。

 七戸町の七戸十和田駅でもJRや自治体関係者らが新青森行きの1番列車を歓迎。七戸町の「にんに君」など7種類のご当地キャラも一緒に出迎えた。同駅で3日に開かれた周辺自治体の式典で七戸町の小又勉町長は「これまで以上に開業効果を広げたい」と話した。

 三村知事は「これからが真の意味で、全線開業の効果獲得に向けた再スタート」とのコメントを発表した。


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