2012年4月3日火曜日

■文化の中心として生まれ変わった旧ソウル駅舎



文化の中心として生まれ変わった旧ソウル駅舎
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/03/2012040300968.html
2012/04/03 10:55

「文化駅ソウル284」がオープン

 ソウル市中区蓬莱洞の旧ソウル駅舎を3年かけてリフォームし、新たに登場した複合文化空間「文化駅ソウル284」が2日朝に正式オープンした。

 日本による植民地時代に京城(現ソウル)のおしゃれな男性たちが利用していた理髪店、当時高級洋食店だった2階のグリル、貴賓室に一等、二等、三等用待合室まで…。

 旧ソウル駅舎を復元した複合文化空間「文化駅ソウル284」が2日にオープンした。3年のリフォーム期間と6カ月の予備営業を経て、「文化駅ソウル284」はこの日から6月15日まで、オープンイベント「長い未来」を開催する。建築家の承孝相(スン・ヒョサン)氏、デザイナーの安尚秀(アン・サンス)弘益大学教授、公演芸術家のカン・ジュンヒョク氏など80人以上が手掛ける大型の展示・公演空間だ。

 1階の中央ホールには「モダニティの森を歩く」をテーマに、建築家の故・金寿根(キム・スグン)氏が作成した図面や模型など20点以上の遺作が展示されている。かつて一等、二等の待合室や婦人室として利用されていた展示室には、弘益大学の安尚秀教授が理想を表現し、また朴栖甫(パク・ソボ)氏やペ・ビョンウ氏など17人の芸術家がソウル駅にまつわる思い出のエピソードを表現した「未来に送る記憶」が展示されている。

 2階のグリルを復元した多目的ホールには、カン・ジュンヒョク氏主幹により週4回、午後1時から公演や座談などが開催される。この催しには一人唱舞劇の孔玉振(コン・オクジン)氏、韓国を代表するムーダン(巫女)金錦花(キム・グムファ)氏、現代韓国伝統音楽界の至宝といわれる安淑善(アン・スクソン)氏などが出演する予定だ。2階の理髪室も復元され、ここにはソウル駅復元工事の際に出た建築資材などが展示されている。日本による植民地時代の列車の切符、旧ソウル駅の写真集や絵はがきなど、150点以上が展示される「ソウル駅のはなし」展や、汽車と映画をテーマとする映画の上映も予定されている。

 「文化駅ソウル284」という名称は、ソウル駅が国家史跡第284号だということから付けられた。観覧料は無料。

金基哲(キム・ギチョル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版




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