2013年1月7日月曜日

■タイ 中国人観光客が急増 映画で注目度アップ、訪日敬遠も影響


タイ 中国人観光客が急増 映画で注目度アップ、訪日敬遠も影響
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130107/mcb1301070502007-n1.htm
2013.1.7 05:00  

 タイを舞台にビジネスマン2人と若者が珍道中を繰り広げる低予算の中国コメディー映画「Lost in Thailand(人再●途之泰●)」が大ヒットし、タイを訪れる今年の観光客数が過去最高に達する可能性がある。

 中国の国営新華社通信によると、この映画の観客動員数は昨年12月12日の公開以降、3000万人以上に上っている。タイ旅行代理店協会によれば、タイを訪れる観光客は、中国人が昨年、マレーシア人を抜いて首位となった。映画がヒットしている影響で2013年の観光客の総数は約10%増加すると見込まれている。

 昨年は日中の領有権問題が悪化し日本を訪れる中国人観光客が減少したため、タイに向かう中国人旅行者が増えている。11年にはバンコクを舞台にしたハリウッド映画「The Hangover:Part II(ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える)」がヒットし、タイへの注目度が高まった。

 タイ最大のホテル運営会社マイナー・インターナショナルのウィリアム・ハイニッキー最高経営責任者(CEO)は「中国の勢いはとどまるところを知らない。割合で見ると、欧州と英国は低下しているが、実数ではなお同水準かわずかに増加している。ただ、ロシアと中国の伸びが大きい」と指摘した。

 タイ政府観光庁のデータによると、昨年1~11月にタイを訪れた観光客約1980万人のうち中国人は13%を占めた。

 今年の観光客の総数は約2450万人と、12年の推計2100万人超から増加すると予想されている。(ブルームバーグ Suttinee Yuvejwattana、Supunnabul Suwannakij)

●=四の下の一にえんがまえを付ける




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