2013年2月5日火曜日

■中国企業相手に訴訟「デザイン盗んだ、品質劣悪で危険」=スペイン


中国企業相手に訴訟「デザイン盗んだ、品質劣悪で危険」=スペイン
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0204&f=national_0204_012.shtml
2013/02/04(月) 12:15

 スペインでこのほど、同国の建築デザイナー、ベス・ガリさんがカタルニア地方裁判所にカタール政府と中国企業を相手に訴訟を起こした。カタール政府が中国企業に注文した街灯が、ガリさんのデザインを盗んでおり、しかも品質が劣悪で公共の安全に危害を加えると主張した。環球網が報じた。

 訴えによると、ガリさんが設計した街灯は約1年前に、地元のサンタ・アンド・コール社を代理店として発売された。欧州各地で評価され、販売契約を結ぶ都市も相次いだ。カタール政府の代表も訪れて購入したいとの意向を示した。ただし副市長の許可が必要として、いくつかのサンプルを持ち帰っただけだった。

 その後、カタール側からの発注はなかった。最近になりカタール最大の都市、ドーハ市内で、同社が販売する街灯が大量に使われているとの情報が入ったので調べたところ、設置されていたのは中国製の街灯だったという。サンタクレイ社は問題の街灯について、外観を模倣しただけで、品質は極めて低劣と主張した。

 サンタクレイ社が中国企業に問い合わせてみたところ「カタール側が提供したサンプルにもとづいて生産した」との回答があった。他者のデザインを無許可で使うことが「知的財産権の侵害と、あまりわかっていないようだ」という。

 同社はカタルニア地方裁判所に、カタール政府と中国企業を相手に訴訟を起こした。知的財産の侵害だけでなく、劣悪な製品により公共の安全に危害を与えたことを、訴訟理由に付け加えたという。



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