2013年2月7日木曜日

■<在日中国人のブログ>和服は絶滅危惧の服装となったのか?


<在日中国人のブログ>和服は絶滅危惧の服装となったのか?
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2013年2月6日 6時47分      

2013年2月4日、華字紙・日本新華僑報のコラムニスト・倪亜敏(ニー・ヤーミン)氏は「日本の和服は絶滅危惧の服装となったのか?」と題した記事を発表した。以下はその概要。

和服は日本女性の優雅さと優しさを表す伝統的服装だ。海外でも日本の和服のファンは多く、和服の美しさは世界一だと考えている。和服は身につけるタイムカプセルで、着ただけで古くて伝統的な雰囲気が漂う。多くの国の伝統衣装がすでにわれわれの記憶の中だけの存在になってしまっている。和服は現代世界における伝統衣装の最後のともしびだ。

しかし、そのともしびは小さく、燃え広がることはない。和服が普段着であった時期は明治で終わった。当時の政府は公務員や軍隊に洋服の着用を規定し、同時に一般市民に対しても和服をやめて洋服を着るよう勧めた。日本が対外開放を行い外来文化が広まるにつれて、和服の出番は少なくなり、第2次大戦後は動きづらい和服は時代に合わないとされた。今では芸者さん以外、和服を着るのは結婚式や葬式、特別なお祝い事の時だけになった。

報道によると、ここ20年で和服を作る店や会社が次々に廃業し、その数は減少している。こうした危機的状況の原因は何か?1つには和服を着ると動きにくい。人力車の時代ならばよいが、今日のように混んだ電車に和服で乗り込めば、それは苦痛でしかない。また、和服を着る機会が減ったことで、和服を1人で着ることのできる人が減った。和服の美しい着こなしを理解している日本人も少ない。さらに、和服が一般的に非常に高価なことも原因だ。多くの人が和服を買わずにレンタルで済ませる。売れないことで和服の値が上がり、値が上がることで和服が売れないという悪循環が続いている。和裁のできる日本人が減ったことも原因の1つだ。

現在、多くの人がこの世から和服の消えることを危惧しているが、それはないだろう。ある芸者さんは200枚の和服を持っている。仕事以外では洋服を着ているが、「日本から和服が消えることは絶対ない。たとえ私1人になっても和服を着続ける」と断言。芸者さんは呉服屋の大得意様だ。彼女たちは絶滅寸前の和服にとって最後の砦になっている。しかし、和服が再び主流になる日は来ないだろう。



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