2013年3月3日日曜日

■【中国BBS】いまだ続く日本製品不買の呼びかけ…理性的な声多く


【中国BBS】いまだ続く日本製品不買の呼びかけ…理性的な声多く
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0303&f=national_0303_014.shtml
2013/03/03(日) 09:42

 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「日本製品の不買は着実に日本にダメージを与えているぞ! 」というスレッドが立てられ、中国のインターネットユーザーたちが議論を交わした。

 スレ主によれば、2012年9月からの3カ月間で、同年の日本のGDPがおよそ8200億円減少したという。「あと10年も日本製品の不買を続ければ、日本をフィリピンのようにできる」と主張、引き続き日本製品の不買を堅持するよう呼びかけた。

 これに対してネットユーザーたちからは、「妄想無罪だからな」、「妄想強国だ」、「あれ? スレ主は薬を飲むのを忘れちゃったのかな? 」、「この種の主張には“信じる人は皆アホです”という共通の主題がつく」など、スレ主の主張を嘲笑するようなコメントが多く寄せられた。同掲示板には比較的理性的な中国人が集まっているようだ。

 スレ主が語った“8200億円”という金額について、「たったの8200億円? 8200億ドルになったら成功と言えるな」というユーザーがおり、まだまだ影響は少ないのではないかという意見もあったほか、「中国が受ける影響も少なくないよ。日系企業の従業員がどんだけ辛い日々を送ったことか」と、中国人が被った被害を心配するコメントもあった。

 スレ主は日本製品不買を呼びかけているものの、「最近ニコンのカメラを買っちゃって…ちょっと自責の念」、「これから日本車を買おうと思ってまーす」と、スレ主の意向とは真逆のコメントもあった。

 実際、中国における日本車の販売は回復しており、大気汚染問題を受けて日本メーカーの空気清浄器もよく売れているのが実情だ。

 また、スレ主の主張のとおり、中国のネット上では未だに日本製品の不買を呼びかける声が存在する。不買運動や反日デモで見せた野蛮な振る舞いは、世界中の企業にとって「チャイナリスク」を改めて認識させるものだった。

 中国は人口が多く、購買力も上昇しているため、市場としての魅力は大きいものの、多くの日本企業が対中戦略の見直しを行い、実際に東南アジアに重点をシフトしている企業も少なくない。中国市場の潜在力にあぐらをかき、傲慢な振る舞いを続けることで、いつか自分たちの首を締めることにつながらなければよいのだが。



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