2011年10月15日土曜日

■グーグル翻訳アプリが通訳に?―音声から音声への翻訳サービス拡大


グーグル翻訳アプリが通訳に?―音声から音声への翻訳サービス拡大
http://jp.wsj.com/IT/node_324289
2011年 10月 14日  14:24 JST All Things Digital
 グーグルのアンドロイド向け翻訳アプリケーションは、さらに多くの言語に対応できるようになった。

 グーグルはこれまで文書から文書への翻訳と、音声から文書への翻訳を提供してきた。1月には実験的に音声から音声への翻訳サービスを英語とスペイン語の間で開始した。

   13日のアップデートで、グーグルのアプリは14言語の音声の間での翻訳に対応できるようになった。英語とスペイン語に加えて、ブラジル系ポルトガル語、チェコ語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、中国語(北京語)、ポーランド語、ロシア語、トルコ語の翻訳を行う。

 プロダクト・マネジャーのジェフ・チン氏はブログへの投稿で、「モバイル技術とウェブにより、世界中の人にとって情報入手とコミュニケーションが容易になった。だが、まだ言語の壁という大きな障害がある。誰もがもっと簡単にコミュニケーションをとれるように、この壁を打ち壊していきたい」と述べた。

 チン氏は、この技術が初期のアルファバージョン(開発初期段階)であり、アクセントや雑音などが正確さに影響するとした。

 だが同氏は、「実例によって学習するので、使う人が増えれば改善されていく。世界のどこにいても会話を始められるよう、この初期バージョンが助けになればと思う」とも述べた。

   グーグルは、アプリがとのように音声を聞き取ったかを翻訳を行う前に表示する機能もつけた。この機能は、「このナイフはいくらか」と聞きたいときに、グーグルのアプリが「あなたの奥さん(ワイフ)はいくらか」と聞き取ってしまったときなどに特に便利だ。

 ウォール・ストリート・ジャーナルのテクノロジー・コラムニストらがプロデュースするカンファレンス「D: All Things Digital」が、「アジアD」として今月アジアで開催されるが、モバイル・チーム(すなわち筆者)も開催地の香港のほか、台湾、韓国にも向かう。この間に、少なくとも1言語で翻訳を試してみるつもりだ。

 文書から文書への翻訳、音声から文書への翻訳で対応されている言語の数も増えつつあり、文書間での翻訳では63言語、音声から文書への翻訳では17言語、文書から音声では24言語が取り扱われて
いる。



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