2011年10月26日水曜日
■和歌山県の主要国道が復旧 激減した観光客誘致にあの手この手
和歌山県の主要国道が復旧 激減した観光客誘致にあの手この手
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111021/waf11102120180020-n1.htm
2011.10.21 20:13
台風12号による紀伊半島豪雨で通行止めになった和歌山県高野町と田辺市龍神村を結ぶ高野龍神スカイライン(国道371号)が21日、仮復旧し、寸断されていた県内の主要な国道がすべて通行可能となった。世界遺産・熊野古道周辺は被災後、観光客が例年の1割程度に激減しており、県も復旧を機に観光誘致に弾みをつけたい考えだ。
県によると、那智勝浦町や田辺市の温泉地の宿泊客数は、今も例年の1~2割。田辺市中辺路(なかへち)町の道の駅「熊野古道中辺路」支配人の森昌子さん(47)は「被害は全国的に報道されたけど復旧は伝わらない。自分たちでは情報発信も限界がある」と嘆く。
観光振興に力を入れる県は、観光収入が年間約2200億円に上り、県内総生産額の3%を占める。ただ、今年は東日本大震災も重なり、「かなり厳しい数字になるだろう」(県の担当者)と危機感を募らせる。
観光客の激減は、観光地を結ぶ国道が寸断されたことが大きな要因。紅葉シーズンは熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の熊野三山と高野山を中心に周遊する観光客が多く、主要国道の復旧でルートが確保されたことを受け、県は観光PRを本格化させる。
27日には、観光担当の職員らが県外各地の旅行会社などを回る「観光PRキャラバン」を開始。ラジオ番組などにも出演して復旧状況を伝えるほか、外国語版の観光ホームページを設けて海外にもPRしている。
県観光振興課は「観光が主力の被災地が多く、足を運んでもらうことが何よりの復興につながる。あらゆる手段で『和歌山は元気です』と訴えていきたい」としている。
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