2011年11月16日水曜日

■沖縄県の10月観光客4.5%増、11カ月ぶり前年上回る


沖縄県の10月観光客4.5%増、11カ月ぶり前年上回る
2011/11/16 2:38 日経Web

 沖縄県が15日発表した10月の入域観光客数は前年同月比4.5%増の52万2200人で、2010年11月以来、11カ月ぶりに前年実績を上回った。国内では団体、個人共に好調だったほか、アジアを中心に外国人観光客数が急増した。今後の見通しについて県は、修学旅行需要や海外からの沖縄ツアー計画が順調として「堅調な推移が見込まれる」(文化観光スポーツ部)としている。

 国内客は2.2%増の48万1400人だった。東日本大震災直後に旅行のキャンセルが相次ぎ4月にマイナス21.2%まで急落したものの、その後は徐々に持ち直した。10月に全体の51.5%を占めた東京方面からの観光客は、4月の26.1%減から10月の0.6%減まで下げ幅を縮小。県は「東京方面の回復傾向が顕著になった」とする。

 海外からの観光客は42.7%増の4万800人だった。上海―那覇の航空路線の増便や、大型クルーズ船の寄港が下支えした。台湾からの観光客は33%増の1万5300人。航空路線の増便を受け、中国本土からは前年同月の2.3倍となる7100人に増えた。中国本土からの観光客は10月までの累計で2万7000人に達し、すでに昨年1年間の実績(約2万4千人)を上回った。

 県は11月以降についても堅調な推移を予想。東京方面からは、修学旅行などの振替需要などで比較的好調と見込み、全日空の松山―那覇路線の就航などで大阪方面からも「増加が期待される」としている。また、中国本土からは「チャーター便の計画などから、前年度実績を大幅に上回る見通し」という。



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