2011年11月9日水曜日

■タイ洪水被害 観光業にも深刻な影響、損失額は約640億円に膨らむとの見通し明らかに


タイ洪水被害 観光業にも深刻な影響、損失額は約640億円に膨らむとの見通し明らかに
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00211115.html
(11/08 12:16)

洪水による被害が続くタイで、国の重要な収入源の1つである観光業に、深刻な影響が出ている。
タイ政府観光庁は、洪水被害の収束が年末までずれ込んだ場合、タイを訪れる外国人観光客は30万人減少し、国内観光を含む観光業全体の損失額は、8億2,500万ドル(およそ640億円)に膨らむとの見通しを明らかにした。

国の重要な収入源だけに、観光庁は今後、日本や中国などを対象に、観光誘致策を講じる方針。
こうした中、バンコクでは、洪水で経営が困難になりながらも、別の方法で乗り越えようとする動きも出ている。

車の荷台用のかごを作る板金の工場では、洪水が起きてから、荷台の代わりに船を造り始め、売れ行きは好調という。

板金会社の経営者は「洪水が起きて、親類に船を造るように頼まれた。それが、ビジネスになるのではと思った。もともと製造していた荷台の売り上げは減ったが、船の売り上げがいいので、よかった」と話した。

この工場では、もともと車の荷台を製造していたが、洪水の影響で売り上げが激減。
しかし、船を造り始めてからは、従業員が休日返上するほど売り上げは好調だという。
洪水による被害が続く中、知恵を絞りながら生活を守ろうとする動きが、あちらこちらで見られる。



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