2011年11月21日月曜日

■<休刊>新潮社、「点と線」連載した雑誌「旅」を来年1月で


<休刊>新潮社、「点と線」連載した雑誌「旅」を来年1月で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000054-mai-soci
毎日新聞 11月21日(月)18時45分配信

 新潮社は21日、1924年創刊の旅行雑誌「旅」を、来年1月20日発売の3月号で休刊すると発表した。

 「広告収入の減少と旅行需要の落ち込みなどで、恒常的な赤字体質を改善できなかった」(同社)ため。

 同誌は日本初の本格的旅行雑誌として、日本旅行文化協会から刊行され、戦後、高度成長期の旅行ブームで人気を集めた。作家、松本清張の代表作の一つ、「点と線」を連載(57~58年)し、ベストセラーも生んだ。2004年に売り上げ不振のため、発行が新潮社に移管。今年の11月号で通算1000号を達成したが発行部数は低迷し、ピーク時の20万部が現在は5万部程度という。同社は「不定期刊など何らかの形で『旅』のブランドや精神を継承したい」としている。




■旅行雑誌「旅」、1月で休刊…大正13年創刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20111121-OYT1T01123.htm
2011年11月21日19時12分  読売新聞

 大正13年(1924年)に創刊された日本初の本格的旅行雑誌「旅」が、来年1月20日発売の3月号(通巻1002号)で休刊することが決まった。

 発行元の新潮社が21日に発表した。

 JTBの前身である日本旅行文化協会が創刊した「旅」は、創刊号巻頭に田山花袋の「旅の詩と歌と」を掲載するなど文芸色の強い雑誌として知られた。戦後も松本清張の代表作「点と線」や開高健の釣り紀行を連載する一方、ユースホステルや新婚旅行の企画で旅行ブームに火を付けた。

 高度成長期は実売部数が20万部を超えたが、テレビの旅番組やインターネットに押され、2004年にJTBから新潮社に譲渡。女性向けに路線変更したが低迷が続き、09年に隔月刊となった。同社は「広告収入減と、東日本大震災の影響で赤字から脱却できなかった」としている。



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