2011年11月15日火曜日

■「平清盛」で瀬戸内観光促進 西日本の運輸局連携


「平清盛」で瀬戸内観光促進 西日本の運輸局連携
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E3E6E2E1E28DE3E6E3E3E0E2E3E39E93E2E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4EB
2011/11/15 0:46

 四国運輸局など国土交通省の西日本の出先機関が連携し、瀬戸内海を中心とした観光促進を本格化させる。来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の放映に合わせ、ブロックを超えて連携し、国内外からの観光客を誘致する。ゆかりの地を船でつなぐクルーズツアーなどを企画し、新たな観光資源として定着を目指す。

 14日、「平清盛」瀬戸内連携推進会議が神戸市であり、今後の施策内容を公表した。同会議は7月、四国、中国の各運輸局と神戸運輸監理部で発足し、この日近畿、九州の各運輸局が加わった。

 目玉は瀬戸内広域クルーズの誘致。事業主体となる民間海運会社を料金面などで支援するため、来年度予算に関連事業として要望する方針だ。

 3泊4日の想定ルートとして、横浜を出発し、2日目に大阪湾クルーズ。3日目に神戸から瀬戸内海の島々を巡り、4日目に厳島神社(広島県廿日市市)を経ることなどを検討する。

 小型船を活用した瀬戸内広域クルーズのモニターツアーを来年3月にも実施する。広島―高松間を高速艇でつなぎ、鉄道や高速バスを組み合わせたルートを検討する。

 中国人観光客の拡大を狙って、福岡空港から入り厳島神社、松山市の道後温泉、京都観光などを経て関西国際空港から帰る瀬戸内横断ツアーを売り込む。東京―京都・大阪を巡るいわゆる「ゴールデンルート」に次ぐルートを目指す。

 瀬戸内観光はこれまで散発的に地域ごとに促進策を打ち出してきたが、「顕著な成果が見えにくい状況だった」(中国運輸局の荒井伸局長)という。西日本の観光・運輸行政機関が一体となることでドラマ後も定着する新たな観光資源に育てる狙いがある。



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