2011年11月13日日曜日

■韓食マニアの米国人、「ビビンパバーガー」で料理コンテスト優勝(1)


韓食マニアの米国人、「ビビンパバーガー」で料理コンテスト優勝(1)
http://japanese.joins.com/article/458/145458.html?servcode=400&sectcode=420
2011年11月10日16時57分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

  韓食マニアの米国人料理人アンジョロー・ソーサさんが訪韓した。 9日に始まった「2011コリアフードエキスポ」のクッキングショーのためだ。

  ソーサさんは米ブラボーTVの料理対決番組「トップシェフ」の2010年チャンピオン。 さらに5月には米国のフード専門オンラインメディア「イータードトコム」が主管した「米国最高のバーガーコンテスト」でも優勝した。

  華麗な受賞経歴を持つこの西洋人の料理人は自らを「韓食に狂った料理人」と紹介する。 バーガーコンテストで優勝したメニューも「ビビンパバーガー」だ。

  ソーサさんがニューヨークで経営するレストラン「ソーシャルイーツ(Social Eatz)」の代表メニューも、韓食を応用したものが多い。

  韓国で最もしたいことを尋ねると、「テンジャン(味噌)・醤油づくりに慣れること」と答えたこの男性。 いったい韓食のどんなところにはまったのか。 アンジョロー・ソーサさんの‘韓食愛’について尋ねた。

  --「ビビンパバーガー」のアイデアはいつ出てきたのか。

  「今年3月に‘ソーシャルイーツ’というレストランをオープンし、新しくて創意的なメニューが必要だった。 個人的に韓食が好きで、‘韓食と洋食を結びつけたメニュー’を作りたいと思っていた。 その結果、新鮮な野菜をたくさん使う韓国のビビンパと米国人が好んで食べるハンバーガーを調和させたビビンパバーガーのアイデアが浮かんだ」

  --韓国のビビンパとは何が違うのか。

  「ビビンパバーガーは牛ひき肉をコチュジャン(トウガラシ味噌)、醤油、ごま油で味付けしてパティを作り、パンの間にパティ、卵、韓国式ピックルを入れて作る。 ご飯の代わりにパンを使用し、肉をパティの形にすること以外は、料理方法も味も韓国のビビンパと同じだ。 すなわち、韓国伝統ビビンパの味を米国のハンバーガーに取り入れたのがビビンパバーガーだ」

  --ニューヨークの美食家がビビンパバーガーを好む理由は。

  「韓食特有の、油が少なくあっさりとした味を好んでいるようだ。 甘さ、すっぱさ、辛さが適当に調和した点もビビンパバーガーの魅力だ。 最初の3月は一日に200個ほど売れたが、5月のバーガーコンテストで優勝してからは一日に400-500個売れるほど人気がある」

 --レストラン「ソーシャルイーツ」には「プルコギバーガー」「プルコギミートボール」など他の韓食メニューも多いと聞いた。

  「当初は韓食メニューがメニュー全体の3分の1程度だったが、その比率が次第に増えている。 韓食メニューが全体の売上高の40-45%を占めている」

  --西洋人は辛いものを避ける人が多いが、韓国の辛いコチュジャンを使う理由は。

  「甘さ、すっぱさ、辛さのバランスが私の料理の特徴だ。 コチュジャンに砂糖またはヤシ蜜を少し入れれば、辛さを生かしながらも舌への影響を抑えられる」

  --韓食に初めて接したのは。

  「8年前にチャン・ジョージの店で勤務したときだ(※チャン・ジョージはニューヨークで活動する有名料理人。 専攻はフランス料理だが、韓国人妻の影響で韓食ドキュメンタリーを撮影し、韓国を訪問するなど韓食のグローバル化にも大きな関心を見せている)。 その後、毎週コリアタウンの韓国食堂に行くほど韓食が好きになった。 私は韓食をただ愛するというレベルではない。 ピザにキムチを載せて食べるほど韓食狂になっている」

  --韓食の長所は何か。

  「深みある伝統と文化が溶け込んでいると思う。 味と香り、色がよく調和しているのを見ると、飲食を一つの文化として尊重し愛してきた韓国人の心が感じられる」

  --「正統韓食」と「フュージョン韓食」のうち、西洋人に近づきやすいのはどちらか。

  「個人的には歴史と伝統・文化を重要に考えている。 しかし伝統を次の世代に知らせるためには若い人たちが理解できる方法や文化で伝えなければいけない。 韓食のグローバル化も同じだ。 韓食固有の味や伝統を維持することも重要だが、同時にそれを食べる外国人の口も考慮しなければならない。 新しい味に適応する時間を与えてこそ、理解の心と好奇心も生じるものだ」

  --最も好きな韓食は。

  「カルビ、白菜と豆腐が入ったテンジャンク(味噌汁)、トックスープが大好きだ。 すべて母や祖母の家庭料理のように作る」

  --韓食のほかにもアジアの料理が好きなのか。

  「中国・日本・ベトナムなどを旅行しながら自分で見て知ったアジアの味は辛くて、甘くて、すっぱくて、香ばしくてと、いろいろだ。 まさに人生を知っている味だと思う」



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