2011年11月18日金曜日

■やなせたかしさん作「生姜音頭」…市民振り付け、南国で定着


やなせたかしさん作「生姜音頭」…市民振り付け、南国で定着
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=49952
2011年11月9日 読売新聞

 漫画家のやなせたかしさんが作詞作曲した「生姜(しょうが)音頭」が高知県南国市で広がりをみせている。

 幼少期を同市で過ごしたやなせさんが特産のショウガをPRしようと作詞・作曲し、市商工会女性部(白山早苗部長)のメンバーが振り付けを考案。最近は「踊り方を教えて」との要望も増え、今月からは市民グループなどへの指導も始めるという。

 2009年10月、市制50周年記念で市中心部にアンパンマンなどの石像8体が設置された際、やなせさんが「よさこい鳴子踊りと並ぶ名物になれば」と生姜音頭を発表。盆踊り調の小気味いい拍子に「くよくよしたってしょうがない――」など、しゃれを交えた歌詞が親しみやすい。

 振り付けは、日本舞踊の師範を務める同部のメンバーが、手踊りと手拭い踊りの2種類を考えた。市内のイベントを中心に年に数回披露し、今では地域の祭りの定番となっている。

 市商工会館駐車場で3~6日に開かれた「土佐日記つらゆき時代まつり」のステージでも披露され、8人の踊り子は、土佐くろしお鉄道後免町駅前に立てられた「ごめん生姜地蔵」が描かれたピンクの浴衣姿で登場。息の合った手踊りに、来場者も一緒に踊るなどの盛り上がりをみせた。

 県は日本一のショウガ生産量を誇り、南国市も主な産地の一つ。同部のメンバーらは04年に「ごめん生姜アメ研究会」を作り、ショウガ入りのアメやせんべいを販売している。地域の祭りなどで販売する豚のショウガ焼き丼も人気がある。

 研究会の中沢志津代会長(67)は「踊りながら楽しく南国をアピールできて、気持ちいい。長く続けて市民に愛される音頭にしたい」と意気込む。

 振り付け指導の依頼は商工会(088・864・3073)へ。



0 件のコメント:

コメントを投稿