2011年11月14日月曜日

■【仏国ブログ】日本のエコロジー「細かなごみの分別と資源の浪費」


【仏国ブログ】日本のエコロジー「細かなごみの分別と資源の浪費」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1110&f=national_1110_057.shtml
2011/11/10(木) 10:28   サーチナ
  
 日本に在住しているフランス人のブログ「Japix」では、日本における環境への取り組みについて、筆者が感じたことをつづっている。

 まず、日本は4つのプレートが交差する場所に位置するため地震が頻発し、そのほかの自然災害も多いと紹介。また日本は島国であり、人が居住する場所は海に近い部分が圧倒的で、常に自分たちを取り巻く自然環境への関心が高い傾向にあると説明している。

 筆者が出会った日本人たちもこの事実を受け止め、人は自然の中に存在している、と認識している傾向がフランス人よりも高いと語る。そのため、フランス人の筆者の視点からは、日本人は環境保全に対して極端といえるほど敏感なことがあると述べている。

 その一つは、ごみの分別だ。可燃ごみ、不燃ごみ、そしてリサイクル可能なごみの3種類に分別する。フランスでもごみの分別への意識は高くなってきており、びんなどリサイクル可能なものは専用のごみ箱に入れる人も多くなってきた。

 しかし、特に分別することなく利用できるごみ箱もある。このため、分別に迷った場合は最終手段としてここに捨てることができる。しかし、日本ではこのようなごみ箱がない。筆者にとっては日本のごみの分別の仕方は少し複雑なため、分別に困った場合にも最終手段がないことにストレスを感じるとともに、日本人のごみ分別に対する徹底した意識を感じると伝えている。

 このように環境に対する意識が非常に高いにもかかわらず、矛盾した点も見られると語る。街頭で配布される広告物や、ビニールの買い物袋を提供しているスーパーマーケット、街中では大画面に映し出された動画での広告など、資源やエネルギーがむだに消費されているように見える部分もあると述べている。

 筆者は、日本人の環境保全に対する姿勢や意識については、肯定も批判もしないと語る一方で、日本人の環境に対する意識の高さは認めている。それにもかかわらず、資源を浪費しているように見受けられるのは、日本が消費社会であるからかもしれない、との見方を示している。



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