2011年11月10日木曜日

■【米国ブログ】日本人の色の表現「文学的で詩的な感性」


【米国ブログ】日本人の色の表現「文学的で詩的な感性」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1109&f=national_1109_014.shtml
2011/11/09(水) 09:56 サーチナ
 
 米国のブログ「japanlifeandreligion」では、米国人男性が日本人の色の表現についてつづっている。

 日本文化における色や色彩が、いかに文化を反映しているかに興味があるという筆者。日本語では、青と緑が同じ色として使われることが多く、信号は緑色だが日本では「青信号」と表現されると指摘している。

 筆者は以前、ベトナム語を勉強したことがあるが、ベトナムでも同様に青と緑が同じ色として表現されていたという。色彩に対する表現は文化によって異なり、アジアというカテゴリーで共通な概念があったことに驚いたようだ。

 日本語では特に「顔が青くなる」といった表現や「青二才」など、「緑」より「青」の表現が多いと紹介。また英語から日本語に翻訳するときも「green glass(グリーングラス)」は「青草」と表現されると例を挙げている。

 筆者は、水色は淡い青色で空の色を表現しており、明るい黄色を「山吹色」と呼ぶなど、日本人の微妙な色を表現する感性に驚かされる、と述べている。また、死人の色を表すとき、英語では「白い」と表現するが、日本語では「青白い」という。

 日本語の慣用句には色彩を用いて表現する語がとても多く、「赤の他人」「青くなる」「白い目で見る」などを例に挙げて説明している。どれも日常会話ではあまり使われない言い回しだが、とても文学的で詩的な、日本人独特の感性だと締めくくっている。



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