2011年12月6日火曜日
■沖縄観光コンベンションビューロー:40代後半対象「大人のふたり旅」開発
沖縄観光コンベンションビューロー:40代後半対象「大人のふたり旅」開発
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20111206rky00m040005000c.html
2011年12月6日
沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は5日、浦添市内で会見し、観光客増を図るため、「大人のふたり旅」をキャッチフレーズに、新たに40代後半以降の夫婦に特化した旅行商品を発表した。12月から2012年3月までをキャンペーン期間に位置付け、ターゲットの客層の誘客数目標を前年度比1・9%増の109万人とした。県やOCVBは今後、修学旅行やリゾートウエディング、企業の褒賞旅行などのMICE(マイス)に続く沖縄観光の柱に育てていきたい考えだ。
9月からは30代の女性を対象に「女子旅」の選択肢に沖縄を加えてもらうようメディア戦略も展開している。女性誌やテレビで記事や番組として取り扱ってもらうなどの取り組みを進めている。
40代後半夫婦、30代女性に照準を合わせた取り組みは初めて。県の沖縄観光振興強化事業の需要回復基調創出事業の一環。夫婦旅行の商品は、従来よりクラスの高い部屋や夕食などを設定し、ゆったりくつろいで満足度のあるスタイルを提案する。平均消費額を現在の7万円から、10万円へのかさ上げも狙う。
販売は、従来主流だった既存の旅行代理店での取り扱いに加え、近年増えてきているインターネットでの予約客の取り込みにも力を入れる。「記念日は沖縄で」をキャッチフレーズにしたウェブサイト「HAPPYアイランド沖縄」で予約を受け付ける。
OCVBの安里繁信会長は「東日本大震災以降、人生で一番大切なのは家族や夫婦の絆だと気付かされた。もう一度沖縄で夫婦の絆を考えてもらう機会を提供したい」と新商品をアピール。県の下地芳郎観光政策統括監は「海外誘客にも力を入れているが、国内市場は95%近い。『大人のふたり』をターゲットに事業展開したい」とあいさつした。
OCVBによると、修学旅行は1980年代に新商品として取り組みを始め、当初1万7千人だった生徒が現在は2500校45万人にまで成長。02年から取り組みを進めたリゾートウエディングは当初の200組から9千組に伸びた。
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