2011年12月4日日曜日

■【中国ブログ】わが国は日本を理解してない「日本を抜いた」は誤り


【中国ブログ】わが国は日本を理解してない「日本を抜いた」は誤り
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1204&f=national_1204_144.shtml
2011/12/04(日) 14:50
  
 中国のGDPが日本を追い抜いたことで、多くの中国人、特に若者たちは中国がすべての分野で日本を追い抜いたものと考える傾向があるという。東日本大震災による津波や放射能漏れ事故で日本には昔の威光がもう見られなくなったと単純に思っているのだ。中国人ブロガーの「李陽」さんは、それがまったくの間違いであり、自身のブログの中で「中国は日本をまったく理解していない」と指摘した。

 筆者は「中国の日本に対する理解は表面的で偏っている」が、「日本は中国のことを細かく調べている」と述べた。中国で放映されているドラマは以前の「戦争」や「征服」という観点から描く日本であって、戦後60年ほどの期間に日本が何を行なってきたのか、中国人はほとんど知らないのだ。

 それに対して「日本は中国事情に精通した人材を育てることに注意を向けてきた」と紹介。例えば、この50年間に北京駐在の日本人記者は、香港、上海、台湾などへ交互に派遣され駐在している。こうして「中国の政治、経済、文化、地理などに精通した中国通となり、帰国後は国会や政府の研究機関に所属することになる」と紹介した。

 筆者は中国で有名な日本研究家の王錦思氏の著書を引用し、「日本は小さいが、鏡のようである」と指摘。なぜなら「その鏡は多くの人によって黒く塗られて誰も見なくなっている。その結果、日本が見えなるだけでなく自分も見えなくなっている」と説明。「日本への理解の偏りは中国国民相互の理解の偏りにつながる」と述べ、まっすぐ現実を見て日本への理解を深めることを呼びかけた。

 本当に日本のことを理解しているならば、1人あたりのGDPは日本が中国の10倍以上であることに気付くだろうと述べ、「日本の経済財政大臣はGDPが中国に追い越された時に、日本は中国とGDPを争っているわけではない。われわれは競争のためでなく、国民が幸せな生活を送れるように経済を考えている」と述べたことを紹介。

 筆者は「日本は中国の遠く前を走っている」とし、「日本が中国を研究し、知恵を吸収したように、われわれも遠い過去の記憶に留まっているのではなく、日本を研究しその長所を見つけ、われわれの知恵や力に変えていくべき」と訴えた。



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