2011年12月5日月曜日

■しあわせ運ぶ光の回廊 神戸ルミナリエ開催


しあわせ運ぶ光の回廊 神戸ルミナリエ開催
http://www.pjnews.net/news/291/20111202_1
2011年12月05日 08:56 JST PJニュース

 【PJニュース 2011年12月5日】神戸の冬の風物詩としてすでに全国区で有名になった神戸ルミナリエが12月1日から12日までの予定で行われている。1日の初日は点灯式が行われた。


「しあわせ運べるように」を小学生が熱唱

神戸ルミナリエは95年阪神大震災の年の暮れに犠牲者への鎮魂と復興への願いを込めた
光のイルミネーションとして行われ今回で17回目となる。今年のテーマは「希望の光(Luci di speranza)」でイタリア人のダニエル・モンテベルデ氏が監修でデザインされた。

17時45分より三井住友銀行神戸本部前で点灯式が行われ阪神大震災と東日本大震災の犠牲者へ黙祷が捧げられた後、西灘小学校の「しあわせ運べる合唱団」により「しあわせ運べるように」の合唱が行われた。この歌は神戸の小学校教諭・臼井真さんが復興への願いを込め作詞作曲した歌で、東日本大震災の被災地でも歌われたという。これを見ていた神戸市灘区の女性は「CDも持っていますが、聞く度泣ける歌ですね」と答えていただいた。そして18時1分、「希望の鐘」の合図により点灯され会場は光と共に大きな歓声があがった。


東北の被災地へメッセージも

毎年多くの人で賑わうルミナリエだが昨年は約343万人の人が訪れ今年も同程度が見込まれている。また今回は東日本大震災の復興支援策も会場で行われ、その中のひとつ「ヒトキズナ+ぷろじぇくと2011」は来場者や神戸の子どもたちに被災地へのメッセージを書いてもらい、それを缶バッジにして義援金と共に被災地へ手渡しで届けるというもので神戸芸術工科大学の学生によって企画された。学生のデザイン学部4年の和田祥子さんは「ルミナリエが今やデートと観光のイベントとなっていますが、本来の『鎮魂と復興』のイベントにするためにはどうすればいいのか?何もない学生なりに考えたのがこのイベントなんです。」と答えていただいた。

今年起こった東日本大震災だが関西からも多くの支援があり、会場内でも義捐金込みのグッズ販売や、物産販売なども行われる。またオープニングの「しあわせ運べるように」の作詞作曲者で合唱の指揮もした臼井真さんは「今年は東北、和歌山と大きな自然災害もあり思いも違いました。この歌の印税は東北の被災地へ寄付する予定です。」と話していただいた。会場には多くの見物客で賑わい写真撮影など思い思いの楽しみをしていたのは印象的だった。



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