2012年1月6日金曜日

■美容整形も韓流、中国からの「医療観光」が急増


美容整形も韓流、中国からの「医療観光」が急増
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/05/2012010501266.html
2012/01/05 11:23
 
ソウル・江南の形成外科・皮膚科が上海・杭州でPR

 「ザオ シャン ハオ!」

 先月21日午前、ソウル市江南区の医療観光PRが行われた中国・上海マリオット・ホテルのグランド・ボール・ルーム。ビエビス・ナム病院のミン・ビョンイル院長が流ちょうな中国語であいさつすると、上海の旅行会社関係者約50人は目をパチクリさせた。さらに、ミン院長は最新鋭の設備を利用した健康診断について中国語で説明した。次に洗漣皮膚科医院のファン・ギュグァン院長は「メスを使わなくても美しくなれる」と語り、ほかの病院の院長たちも江南の魅力的な医療観光について説明した。旅行会社の関係者たちは韓国の医療観光について、どのようにマーケティングを展開すればいいのか考えながら耳をそばだてた。

中国からの医療観光客、日本を抜き2位に

 2009年から東京・大阪を皮切りに医療観光PRを行っている江南区は、11年下半期のターゲットを上海と杭州に定めた。この地域は、中国でも所得が高いとされている。韓国保健産業振興院によると、10年に医療観光目的で韓国を訪れた中国人観光客は計1万2789人で、09年の3位から日本を抜き2位に浮上したという。中国経済が好調なため、現地より優れた医療サービスを求め、観光客が海外に向かっているのだ。

 上海市医療観光開発促進プラットホーム(SHMTPPP)のジァン・ヤン代表は「韓国と中国の美容整形技術は5年くらい差がある。中国政府も、医療サービスを受けるために海外に行くことを規制していない」と話している。

 江南区は「医療クラスター(集合体)」といわれるほど医療機関が集中しており、中でも美容整形外科(342カ所)は、ソウル市内にある美容整形外科全体の71.5%、皮膚科(117カ所)は34.5%が集まっている。そのため、医療観光客誘致を目的とする説明会を3年連続で企画してきた。以前は患者を対象としていたが、今回は観光客を集める拠点となる旅行会社を対象にした。

 江南区の申燕姫(シン・ヨンヒ)区長は「江南には世界的な技術を誇る病院やショッピングエリアがある。病院を訪れた外国人観光客が買い物をすれば、相乗効果が大きい」と語った。江南区と共に医療観光PRを企画した大韓貿易投資振興公社(KOTRA)上海貿易館のキム・ジョンソプ館長は「江南で美容整形手術を受けた中国人患者が、デパートでのショッピングに数億ウォン(1億ウォン=約670万円)を使った例もある」と医療観光がもたらす付加価値誘発効果を強調した。



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