2012年1月20日金曜日

■【仏国ブログ】日本の会席料理「料理というより、芸術作品」

【仏国ブログ】日本の会席料理「料理というより、芸術作品」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0119&f=national_0119_051.shtml
2012/01/19(木) 10:13

 日本食の人気が高いフランスでは、すしに加えて、ほかの料理への関心も高まっている。料理やワインに関するブログ「du morgon dans les veines」では、フランス人の筆者が、日本の会席料理を食べた印象をつづっている。

 会席料理はフランスではあまり知られていない。筆者は、会席料理をフランス料理にたとえた場合「3つ星レストランでのフルコース」に該当すると表現。厳選された食材で洗練された伝統料理であり、食の美を追求していると述べている。

 筆者は、パリの日本料理店で会席料理を食べた。一皿目の料理が出てきたときには、料理というよりも作品のようだったと語る。盛り付けや、配色などが素晴らしく、食べ物というよりも、現代の芸術作品であり、これを作ったのは料理人でなく食材を使用して作品を生み出す芸術家のようだと、視覚的な美しさへのこだわりを絶賛している。また、味については素材のおいしさが生かされた料理法であることに好感を抱いている。

 一般的に評価の高い日本料理店だが、否定的な見方として、店の雰囲気が地味すぎるといった意見もあるが、筆者はあくまで主役は料理だと指摘。フランスのレストランよりも、日本料理店は落ち着きのある内装であり、このため料理のおいしさも一段と引き立つのではないかと考えているようだ。

 また、値段の高さも否定的に受け止められることがある。筆者が食べたコース料理は、デザートなしで70ユーロ(約7000円)であり、これはフランスの一般的なレストランよりも割高感がある。

 しかし、筆者は料理の美しさを強調する。出された料理はすべて芸術作品のようで、「料理」の域を超えており、ほかの料理と比較することは難しいと述べている。
 
 日本の会席料理の視覚的な美しさと味覚に、フランス人の筆者が十分満足した様子が伝えられている。



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