2012年1月31日火曜日

■観光客ぼったくり…当局「苦情ゼロ」に「アホか」の声=海南


■観光客ぼったくり…当局「苦情ゼロ」に「アホか」の声=海南
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0130&f=national_0130_258.shtml
2012/01/30(月) 19:11
  
 インターネットが、当局を批判・冷笑する書き込みで炎上した。海南省三亜市内で、観光客の1家3人がとりたてて豪華でもない海鮮料理3皿を注文したところ、6000元(約7万3000円)もの料金を請求されたとの投稿があった。当局はただちに問題の店の営業を停止させるなどの措置を取ったが、政府に直接寄せられる苦情は「ゼロ」の状態と発表したことで、批判が相次いだ。中国新聞社が報じた。

 三亜では2007年にも、屋外で土産物を販売しようとした商人が、観光にきた1家5人とトラブルになり、大勢で5人を取り囲んで殴る事件が発生した。現地当局は暴行を働いた者を刑事拘留の処罰にし、観光地の管理責任者や警察関係者を解任処分にした。殴られた観光客は四川省在住だったので、共産党の責任者が四川省まで足を運び謝罪して、許しを得た。


 それ以来、三亜市当局は、「ぼったくり」などを厳しく監視してきたはずだった。

 海鮮料理店での「ぼったくり」がインターネットを通じて広く知られるようになったのは28日だった。同問題を掲載した新浪網のミニブログには、29日正午ごろまでの3万件を超える書き込みが寄せられた。

 三亜市政府は同日、公式ミニブログを用いて、3回の発表を行った。第1回の発表では、「迅速に詳しく調査する。客をだまして不当な利益を得る行為が、三亜市のイメージを傷つけることは、絶対に容認しない」などと表明。

 すると、「三亜市の悪劣な状態は、1日や2日で形勢されたものでない。長期間にわたり、現地政府が放任していたからだ。三亜政府は何もしない。三亜は永久に国際ぼったくり島なのだ」、「政府は本当に(ぼったくりの実情を)知らなかったのかね」などの声が寄せられた。

 三亜市政府は第2回の発表で、「問題を起こした店は、すでに営業を停止させた。調査も進めている。ぼったくり行為は、決してうやむやにしない。容赦なく厳罰に処す」と表明。この発表については「問題処理のスピードは、まずまず」といった評価もあったが、同時に「他の店も早く調べなきゃだめだ」との意見も寄せられた。

 最も問題視されたのは、第3回の発表だった。三亜市政府は問題に関心を寄せたインターネット・ユーザーなどに対して「感謝」を表明したが、「今年の春節連休期間に、食品衛生、経営の信用問題などについて、苦情の電話は寄せられていない。したがって、観光市場の秩序は安定しており良好だと言える」と表明した。

 「苦情が1件もないだって? じゃ、この地面から天まで届く(三亜のぼったくりを告発する)書き込みは何なんだ?」、「こうやって、自分の顔に泥を塗るんだな。だれか(三亜に)行く度胸ある?」、「政府の苦情電話受け付けを、だれも信じていないだけ」などの書き込みが殺到した。

 取材の記者が29日、観光客からの苦情を受け付けている海南旅発会、観光局、中国共産党三亜市委員会対外宣伝弁公室の3カ所の苦情受け付け番号に電話をかけてみた。3カ所ともだれも受話器を取らず、呼び出し音がいつまでも続いたという。(編集担当:如月隼人)





■海南島観光で「ぼったくり」非難 魚1匹に7万円請求
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012013001002282.html
2012/01/30 21:16   共同通信

 【北京共同】「中国のハワイ」と呼ばれる海南島でホテル代や食事代が高騰、「ぼったくり」も多発し、春節(旧正月)連休中に訪れた観光客の非難が集中している。政府は「国際観光島」としてリゾート開発を進めるが、「国際ぼったくり島だ」とやゆされている。30日付の中国各紙が伝えた。

 観光客らは短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」に次々と苦情を訴えており、魚1匹(重さ5・5キロ)で6千元(約7万2千円)を請求されるケースも報告された。

 ホテル代が都市部の平均月収の2~3カ月分に当たる8千元を超えることも珍しくなく、微博には「欧米旅行より割高だ」との書き込みもある。



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