2012年1月3日火曜日

■観光立国に大打撃!?モルディブがリゾートホテルのスパを閉鎖


観光立国に大打撃!?モルディブがリゾートホテルのスパを閉鎖
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120102/mcb1201021220000-n1.htm
2012.1.2 12:19

 インド洋の島国モルディブの政府は12月29日、リゾートホテルのスパ(温泉)施設をすべて閉鎖するよう命令を出した。30日、英メディアが伝えた。

 野党のイスラム保守政党が先週、スパ施設が売春の温床になっていると非難したことを受けての措置とみられる。観光立国のモルディブでは、スパの閉鎖が経済に大きな打撃を与えるのではないかとの不安が広がっているという。
(SANKEI EXPRESS)




モルディブの「スパ禁止令」に観光業界反発、背景に政争 http://www.cnn.co.jp/business/30005137.html
2012.01.03 Tue posted at: 12:11 JST

(CNN) 白砂のビーチと美しい環礁を目当てに世界中から観光客が訪れるインド洋の島国モルディブで、観光省がリゾートやホテルに対してスパ施設の閉鎖を命じ、観光業界が反発している。閉鎖命令の裏には、与野党間の政治的な対立の構図も透けて見える。

同国は人口約35万人に対し、2010年の統計で年間80万人が訪れる人気観光地。スパ併設ホテルの支配人によれば、政府はアイランドリゾートなどにあるすべてのスパの閉鎖を命じたという。ただし観光業界は命令に従わず、「われわれは今日も営業を続けており、閉鎖はしない。私の知る限り、ほかのホテルもスパの営業を続けている」と話した。

イスラム教国のモルディブでは、野党などからイスラム教の教えをもっと徹底させるべきだとの声が上がり、昨年12月23日には首都マレなど人口の多い地域にあるマッサージ施設の閉鎖を求める集会が開かれた。

ナシード大統領は、「より寛容な」イスラム教を求めるリベラル派だが、野党の要求に応じる形で先週、国内1200の島にあるすべてのマッサージ施設やスパなどの閉鎖を命令した。ただしその背景には「スパの営業や観光客へのアルコールと豚肉の販売に反対している野党指導者の一部が実のところは、国内有数のリゾートを経営している」(大統領府)という矛盾している実態をあぶり出す狙いがあるようだ。

高級リゾートにとって、スパで提供するマッサージやスキンケアのサービスは、宿泊費に加えて数千ドルもの料金を稼ぎ出せる貴重な収入源。観光業界は禁止令の差し止めを求めて裁判所に仮処分を申し立てるとともに、主要ホテルのスパサービスを禁止命令の対象外とするよう、政府との交渉に乗り出した。

これに対して観光省は、「リゾートのスパは営業継続を許可することを検討中」と表明している。







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