2012年2月13日月曜日

■搭乗拒否名簿、2.1万人に拡大~FBIのテロ対策、米国民は500人


搭乗拒否名簿、2.1万人に拡大~FBIのテロ対策、米国民は500人
http://www.usfl.com/Daily/News/12/02/0210_029.asp?id=93618
2012年02月10日 18:12米国東部時間 Fax Express

 テロリストである疑いを理由に米国行きまたは国内便の航空機への乗り込みを拒否される人の数が、この1年で2倍以上増えたことが分かった。

 CNNが当局者の話として報じたところによると、連邦捜査局(FBI)が作成する搭乗拒否名簿(no-fly list)には現在、約2万1000人が記載されているが、1年前は約1万人だった。このうち米国民は500人ほどだという。

 増加の背景には、2009年12月25日にアムステルダム発デトロイト行きのノースウェスト機内でナイジェリア国籍の男が下着に隠した爆発物に着火して取り押さえられたテロ未遂事件がある。事件後、その前月に男の父親がナイジェリアの米国大使館に「息子が過激な思想に傾倒していて心配だ」と通報していたことが分かったが、男の名前は搭乗拒否名簿に加えられていなかった。

 政府は名簿の見直しを行い、国家安全保障への脅威とみなされるか、テロリストの訓練に参加したことがある人物の搭乗を拒否できるように改めたという。さらに、たとえ情報源が1つであっても信頼できれば対象人物を同名簿記載を含む政府の警戒下に置くことができるようにも見直された。

 政府はこのほか、約51万人分のテロリスト判別用データベースを備えており、搭乗拒否名簿はその一部を構成している。



0 件のコメント:

コメントを投稿