2012年2月16日木曜日

■専門家が論じる「韓流4.0」



専門家が論じる「韓流4.0」
アジアン・リーダーシップ・カンファレンス来月開催
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/13/2012021301368.html
2012/02/13 12:44

 韓流ブームが日増しに勢いを増している。女性グループの少女時代は、先月末に米国の人気トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』(CBS)、『ライブ! ウィズ・ケリー』(ABC)に出演したのに続き、フランスのトーク番組にも出演し、アルバムを正式にリリースする予定だ。また、男性グループのSUPER JUNIOR(スーパージュニア)とBIGBANG(ビッグバン)、BEAST(ビースト)もワールドツアーを目前に控えている。「韓流」という言葉が東南アジア諸国や日本、中国で登場してから約10年にして、韓国大衆音楽を意味する「K-POP」が欧米にも進出したことになる。

 来月6-7日にソウルで開催される「第3回アジアン・リーダーシップ・カンファレンス」では、こうした韓流の背景と今後の可能性を探るセッションが行われる。7日午後4時から1時間半にわたり予定されている9番目のセッション「韓流4.0」だ。ドラマ(1.0)に始まりK-POP(2.0)に移行した韓流が、韓国料理・韓国語(3.0)を経て伝統芸術を含めた韓国の生活様式「コリアン・ライフスタイル」(4.0)にまで発展したプロセスを振り返り、その副作用を検証するとともに今後のビジョンを探る。コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー韓国支社の李成容(イ・ソンヨン)社長が司会進行を務める。

 「韓流4.0」セッションの最初の発表者はバイアコム・インターナショナル・メディア・ネットワークスのロバート・ベーキッシュ最高経営責任者(CEO)で、グローバルメディアの観点から韓流の可能性を論じる。バイアコム・インターナショナルは米国を除く全世界160カ国・地域にMTV、ニコロデオンなど165のテレビチャンネルを保有している。1997年にMTVに入社したベーキッシュ氏は、一昨年までMTVネットワークス・インターナショナルの社長を務め、韓流ブームを目の当たりにしてきた。BIGBANGが2010年にMTVジャパンのミュージック・ビデオ授賞式で最優秀ポップビデオ賞などを受賞、昨年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードではワールド・ワイド・アクト賞を手にするなど、世界的スターに上り詰めた背景にも、ベーキッシュ氏の影響力があったとされる。

 2人目の発表者は、韓流ブームの火付け役の一人と言っても過言ではない、SMエンターテインメントの李秀満(イ・スマン)会長だ。幼い子どもを練習生として選抜し、厳しいレッスンを重ねて韓流スターに育て上げる李会長のマネジメント・スタイルには、常に賛否両論がある。だが明らかなことは、少女時代が米国の人気トーク番組に出演し、一気に視聴者の注目を集めた背景には、長年にわたり韓流を準備し育ててきた同氏の努力があったということだ。

 一方、ファンの立場から韓流を語る発表者もいる。鳩山由紀夫・元日本首相夫人の鳩山幸さんだ。韓流ファンとして知られ、夫の首相在任中に韓国の俳優イ・ソジンさんと会い、プレゼントのキムチに感激したというエピソードもある。かつて宝塚で舞台に立った経験を持つ幸さんは、大衆文化への深い見識を基に韓流の魅力と可能性について語る。

 そして最後の発表者となるアポロ・グローバル・マネジメントのロナルド・イッセン上級顧問は、香港を基盤とする数々の資産運用会社に勤め、韓流のビジネスモデルをさまざまな角度から研究してきた。仁川市松島地区に投資したリッポ・リアルティ・ホールディングスの取締役も務める同氏は、各国の韓流ファンを韓国に呼び込む戦略について論じる。




0 件のコメント:

コメントを投稿