2012年2月18日土曜日

■世界ギャンブル売上高、5.6%増~11年、アジアの好調で過去最高に


世界ギャンブル売上高、5.6%増~11年、アジアの好調で過去最高に
http://www.usfl.com/Daily/News/12/02/0216_034.asp?id=93751
2012年02月16日 19:10米国東部時間  Fax Express

 ギャンブル産業(宝くじを含む)の2011年の世界売上高は、アジアの伸びを受けて前年比5.6%増の4190億ドルと、過去最高を記録した。英グローバル・ベティング&ゲーミング・コンサルタンツ(GBGC)がまとめた。12年は4480億ドルと予想している。

 ブルームバーグ・ニュースによると、11年に収入が最も伸びたのはマカオ、シンガポール、カンボジアで、新興国経済の耐性の強さが示された。

 ギャンブル産業の動向は基本的に一般経済と連動しており、金融危機が最も深刻だった09年は他業界と同様に打撃を受けたが、不景気には宝くじの人気が高まる傾向がある。11年の内訳も宝くじが28%強と最多で、カジノ(北米先住民運営の施設を除く)は28%弱だった。今年は上半期にフィリピンでカジノがオープンするため、カジノが最大の収入源になると見込まれる。

 マカオの成長は中国の経済発展に依存しており、中国経済の調整局面入りが急激に進むと、マカオのゲーム業界も成長率の維持が難しくなる。中国の国内総生産(GDP)は11年第4四半期に年換算で8.9%増加したが、前期の9.1%からは減速し、それまでの10四半期では最も伸びが小さかった。野村ホールディングスは、1~3月期は7.5%まで減速する可能性があると見ている。


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