2012年2月17日金曜日

■イタリアの観光名所に雪害広がる、コロッセオも立ち入り禁止


イタリアの観光名所に雪害広がる、コロッセオも立ち入り禁止
2012.02.16 Thu posted at: 11:47 JST  CNN

ロンドン(CNN) 欧州全土を襲った記録的な寒波と大雪の影響で、イタリアの観光名所として有名な各地の遺跡に被害が出ている。

首都ローマにある円形闘技場遺跡コロッセオは壁の一部がわずかにはがれ落ちたため、一般の立ち入りが禁止された。ユネスコの世界遺産にも指定された北東部ウルビーノの歴史地区は前例のない猛吹雪に見舞われ、雪の重みで建物が倒壊する危険があると伝えられている。

コロッセオでは被害の程度を調べ、ダメージの拡大を防ぐためのチェックが進められている。ローマを訪れた大勢の観光客は、市内有数の観光名所に入場できないと知って落胆した様子だった。

コロッセオは普段なら1日約7000人の観光客が訪れる。12ユーロの入場料は貴重な収入だが、壁からはがれたコンクリート片やレンガ片は、少量でも高い所から落ちれば危険だと判断した。文化財・文化活動省によると、同地では気温が氷点下に下がって雨や雪が降ったため、遺跡の壁に氷が付着して表面がはがれ落ちる原因になったという。

一方、ウルビーノでは修道院の一部が倒壊したり教会の屋根に穴が開いたりしたほか、ドゥオモ(大聖堂)もダメージを受けて一般の立ち入りを禁止した。

コロッセオの観光は16日には再開される見通し。


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