2012年2月6日月曜日

■公衆トイレで「空き表示」…「時間制を導入か」の懸念=重慶


公衆トイレで「空き表示」…「時間制を導入か」の懸念=重慶
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0206&f=national_0206_225.shtml
2012/02/06(月) 17:47
  
 重慶市は繁華街を中心に、利用者が多い公衆トイレで「空き室数の表示」サービス導入を進めている。利便性の向上のためで、おおむね好評だが「時間制料金を導入するのではあるまいな」などの懸念の声も出た。中国新聞社が報じた。

  男女それぞれのトイレの入り口に設置されたモニターに「空き室数」が表示される。これまではそれぞれのドアの前で待つ方式だったので、早く利用できるかどうかは、「運だのみ」だった。新式のトイレでは、空き室数の表示モニターの前にベンチを置いて待ってもらうようにしたので、「先に着いた者が先に利用」と、合理的な利用ができるようになった。

 インターネットなどでは、おおむね好評だ。ただし「トイレにそれほどのハイテクが必要か」などの疑問の声もある。重慶市市政管理委員会市容環境衛生管理処の袁処長は、新式の公衆トイレでは、「空き室数表示」だけでなく、すべり止め防止タイル、トイレットペーパーの設置、観賞植物の配置など、細かい設計をしたと説明。人々の利便性と快適性を目指す「便民政策」の一環という。

 重慶市では市中心部の各区で新式公衆トイレの導入を進めている。現在までに個室数で200室に達し、2012年内にあらたに100室分を追加するという。

 インターネットでは、その他の疑問の声も出た。まず、「空き室数表示」が駐車場の「空位表示」によく似ていることから、駐車場と同様の「時間制料金を導入するのではあるまいな」との声が出た。関係者は「新式トイレの導入目的は『便民』。費用は一切かからない」と説明。

 「故障して、男子トイレと女子トイレが逆になったら大変だ」との声も寄せられた。関係者によると、それぞれのトイレに係員がいるため、「間違えそうになったら、係が誘導します」という。

 中国では、ドアや仕切りのないトイレも存在する。「ドアを閉めないで使用する人がいたら、『空き』として数えられてしまうのでは」との疑問に対して関係者は「たしかにそうだが、そういう人は少ないでしょう」と回答した。

 「ハイテク表示に接して、理解できない人もいるのでは」との疑問もあるが「数字や男女という文字があるぐらいなので、普通に文字を読める人なら問題ないはず」という。



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