2012年2月7日火曜日

■【上海ブログ】日本人が1泊198元のホテルを手配されて


【上海ブログ】日本人が1泊198元のホテルを手配されて
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0207&f=national_0207_059.shtml
2012/02/07(火) 10:31
  
 深セン出張の時のこと。

 急に決まった出張だったこともあり、エアチケットや宿泊はすべてローカルスタッフ任せとなった。ご他聞にもれず、出張自体は少なくはないので、出張手配はお手のもの。ただ、現地と外国人駐在員の感覚の温度差にはケアが必要だ。

 私自身について、以前までに要望を出していたのは、ネット環境があること、お湯が出ること、ぐらい。経費削減の折、高望みはしません。最近では毎回言わなくても、そうした要望を満たすところを探してきてもらえるようになった。

 弊社には女性社員も多く、女性のひとり外地出張も多いので、私の分はともかく、何か起きてからでは手遅れなので、価格云々より、宿泊先やその周辺の治安だけはきっちり調べ、確保するように徹底している。

 深セン出張に際して、上がって来た宿泊先は、1泊198元のモーテル。上海でもよく目にする、何か怪しげな? ラブホテル的な感じのする(事実そういう使われ方もしていると思われるが)全国チェーン店。大都市・深センで198元はいまどきないだろう、、と、さすがに絶句。。大丈夫なのか??
 以前行った長沙では、1泊700元のところに泊まった。あまりにも豪華で、東京の最上級スイートといわれても納得がいくようなホテルだったので、ビジネス出張においては「大失敗」と思い、内陸地方都市に関して、今後はスタッフに安く良いところを探すように指示したことがある。

 また、上海では大体500元前後のところに泊まることが多い。それでもほぼほぼ問題ない、というケースばかりだ。もちろん、90年代、学生だった頃は1泊数十元なんていうのは当たり前だったが、21世紀に入って10年経って、物価感覚もまったく違った世の中になった今の中国において、上海に次ぐと言われている経済都市で、198元のホテルが外国人にOKなのか、はなはだ疑問だった。
 広州に泊まった時も400-500元だったように記憶している。その広州のホテル、値段の割には良くなかった。そのため、南方は物価高く、物有所値が難しい、という先入観もあった。

 深センに先乗りしている弊社女性スタッフが泊まっているところと同じというのが最大の理由だったので、最低限の条件は満たしているのだろうと自分に言い聞かせつつ、当日はどきどきながらホテル到着。ロビーもやはり少し怪しげだ。チェックイン時も、ホテルの人に「予約されているのは1泊198元の部屋ですね」と念押しされた。。

 しかし、部屋に行ってみると、最上階の11階で、(そのホテルの中では)スイート的な感じのする、おしゃれな雰囲気。ネットよし、お湯よし、と、完全に当初の心配は杞憂だった。さすが、うちのスタッフ、分かっている。安いだけで探しているわけではなかった。

 シャワールームは扉がなく、続きのトイレの足元がびちゃびちゃになるが、これは大量に置かれているバスタオルの1枚を敷くことでクリアできる。ベッドはまったくふかふかさはなく、カチカチに固まったようなものだったが、これはあまり気にならない(事実、熟睡できた)。ネットもそこそこ速い。1泊2泊の短期滞在で、ネットが確認でき、夜露がしのげるのであればなんら問題ない。完全に合格点。これが200元程度とは逆に驚いたぐらいだった。

 現地大手旅行サイト・携程(Ctrip)による団購(共同購入)価格かもしれないが(携程の団購価格については後日詳述)、全然ありだと思ったし、また一つ勉強になった。後日調べてみると、上海でも200元ぐらいで泊まれるところも多い。ただそうしたホテルは口コミもひどい内容のものが多いので、外国人は特に注意した方が良さそうだ。

 さらに後日、日本人駐在員の友人に話を聞いたところ、「198のホテル、全然OK。よく使っているよ」とのことだった。日本の上場会社レベルや超大手企業の駐在員も御用達とのこと。修行不足を痛感。



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