2012年2月16日木曜日

■欧州百貨店の中国人観光客対応から考える 日本観光施設の施策


欧州百貨店の中国人観光客対応から考える 日本観光施設の施策
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0215&f=column_0215_014.shtml
2012/02/15(水) 17:14
   
 パリのGALERIES LAFAYETTEは世界中有名の百貨店であり、中国観光客も「中国人が多すぎ」と文句を言っているほどの「観光地」となっている。そして、普通には1日30ツアー、忙しいときには1日150ツアーの中国人観光客が来ている「観光地」である。本文はGALERIES LAFAYETTEの対応や教訓から日本の観光施設のとるべき施策を考える。


 1)中国人観光客はブランドに詳しくないため、通訳案内士はよく「何かいいか、あのブランドはどう書くか」と聞かれている。通訳案内士は10%のコミッションがもらえるため、喜んで案内している。

 ⇒日本の観光施設は通訳案内士にバックマージンを与えている?日本の各観光施設はどれぐらいの「柔軟さ」を持っているかが問われている。


 2)中国人観光客が多すぎるため、「GALERIES LAFAYETTE」も対応しきれない。
 多くの中国人観光客は支払いには30分以上に待つこともよくある。そして、税金の払い戻しにも列が長く並び、非常に込み合っている。また、休憩場所も足りなく、廊下で休憩することもよくある。

 ⇒日本観光施設はこれについて対応しきれるか。
 もし、対応し切れなければ、改善すべきである。一方、対応しきれれば、買い物の快適さをアピールすべきのではないか。


 3)経験のある中国観光客は旅行先に行く前に既にネット上で限定商品の情報を入手している。好きな商品には目的がはっきりしている。また、いつでも、どこでもインターネットにアクセスできる環境は販売に繋がる。

 ⇒日本の観光施設は中国観光客が来る前に、中国向けの情報発信を行っているか。そして、中国人がどのように情報収集しているかについて知っているか。また、店内の環境が整えっているのか。


 4)店内の雰囲気を中国風にし、中国人のイメージキャラクター広告をうまく利用して、中国人観光客に喜んでもらうためにいろいろ工夫している。

 ⇒日本の観光施設はそのような工夫をしているのか。


 まとめ

 日本の各観光施設はいかに通訳案内士を利用して、集客戦略を練らなければならない。その際に、企業自身も柔軟な対応が求められている。そして、日本に来る前の中国人の情報収集ルート、何を買いにくるか、来日後の消費行動をよく調査・理解しなければならない。その上、積極的に中国国内に情報発信しながら、日本では快適な買い物環境や魅力的な商品・サービスを提供すべきである。



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