2012年2月13日月曜日

■韓国でキャラクター・マーケティング戦争激化


韓国でキャラクター・マーケティング戦争激化
韓国のアニメキャラ同士のし烈な争い
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/12/2012021200027.html
2012/02/12 05:28


「ポロロの時代は終わった」
 
 ポ統領(韓国アニメ『ポロンポロンポロロ』のキャラクター「ポロロ」と「大統領」の合成語)ことポロロ、子ザルの「ココモン」、小さなパトカー「ポリ」…。キュートでお茶目なアニメ・キャラクターが、現実の世界で「激しいマーケティング競争」を繰り広げている。

 ココモン・スマートフォン・アプリの制作会社は最近「ハロー・ココモン、ポロロに勝つ」「スマートフォン・キャラクター市場で政権交代」といった挑発的な見出しの報道資料を発表した。「ココモンを使った教育用アプリが高い人気を呼び、売り上げが伸びたことで、子どもたちの間でポ統領と呼ばれ大きな人気を誇ってきたポロロのコンテンツを上回った」との主張だった。これに対してポロロの制作会社側は「アプリ関連の売り上げは今でもポロロが上回っている」とした上で「相手側の主張の根拠を把握し、間違っている部分があれば真っ向から対応していく」と、全面対決も辞さない構えだ。

 大企業系列のある製パン会社は先月25日に「ロボカー・ポリ」のキャラクターケーキを発売し、広報ブログに「ポ統領の任期は終了し、今後はポリ首相ケーキの時代」という好戦的な見出しを掲載した。「ポリ首相」は、「ポ統領」に対抗するため「ポリは首相」との意味合いで作られた合成語だ。同社は「子どもの日やクリスマスにおもちゃが品切れ状態になるほど人気が高く、ポ統領を緊張させている」とし「ポリ首相を知らなければ、子どもとの会話は難しい」と、親心を刺激するマーケティングに乗り出した。

 このように「ライバル」を引きずりおろすほどにキャラクター・マーケティング戦争が激しさを増しているのは、アニメ事業がDVDや玩具、ミュージカル、テーマ作りなどさまざまな分野で市場が拡大しているためだ。実際に「ブルンブルン・ブルミズ」「チロとその友だち」などその他のアニメもこぞってOSMU(一つのコンテンツで多くの事業を展開すること)に参入している。最近では「ココモン」が紅人参を使用した飲料水のキャラクターに、「オスカーのオアシス」は銀行のキャラクターにそれぞれ起用され、テレビコマーシャルに登場する機会が増えている。

 こうした動きについて、ソウル・アニメーションセンターのマンガキャラクターチームでチーム長を務めるパク・ポギョン氏は「同分野の先駆者だったポロロに対し、後発走者たちが激しい追い上げを見せたことで、テレビの視聴率競争と同様に、事業者同士の激しいマーケティング競争が繰り広げられている」と話した。



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