2012年2月2日木曜日

■20代は「キャッシュレス消費」が主流派、1000円でもカードで


20代は「キャッシュレス消費」が主流派、1000円でもカードで
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0202&f=business_0202_055.shtml
2012/02/02(木) 09:45
 
 20代社会人の6割以上が支払いに電子マネーを利用し、男性社会人の約4割が1000円程度の少額でもクレジットカードを積極的に利用する「キャッシュレス消費派」であることが、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが実施した調査でわかった。首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住でクレジットカードを保有する20代男女を対象に2011年12月6日~12月11日にインターネット調査を行い、800人(男女同数)の回答を分析した。

 20代社会人がクレジットカードを申し込んだ理由は、「特典やポイント」(47.8%)、「オンラインショッピングでの決済が簡単」(42.5%)といったカードの実用性をあげる回答が多い。実際に、「ポイント・プログラムのアイテム交換」「ポイントのマイル移行」などのクレジットカードの機能に対する認知度も高い層が、1000円程度の少額からでもカードを積極的に利用している。20代の消費は、少しでもメリットのある消費を心がける「ちゃっかり派」といえるのかもしれない。

 収支管理を聞いた設問では、20代の82.3%が「何らかの形で家計を管理している」と答えている。中でも男性社会人の40%は、PCやスマートフォン、携帯アプリなどを活用して家計簿をつけている。ちなみに、家計管理をしていない人の毎月の貯蓄額は平均で2万8918円。家計管理をしている人の3万4739円とは5821円の差があり、単純に12倍すると年間で6万9852円の差になってしまう。

 一方で、20代の約4割(40.6%)が「カード支払いの滞納」「カード裏のサイン欄に無記名のまま使用した」など、カードの不注意な使い方を経験している。この面では、女性の方が2人に1人(46.8%)と高い比率になっている。女性の消費は、「ファッション」(81.5%)、「旅行・レジャー」(67.8%)、「交際費(友人や職場の仲間)」(63%)など、外向き消費がメーン。男性の「貯金」(54.8%)、「趣味(インドア系)」(54.5%)と比較すると、アクティブでハツラツとしているようだ。それだけに、うっかりミスには注意したいところ。

 このようなお金の話題は、20代では「家族とも積極的に話したくない」という回答が約7割(66.1%)を占めるセンシティブな内容。なかなか、その実態を知ることが難しい。今回の調査結果について、消費生活評論家の岩田昭男氏は、「クレジットカードの利用には自分の毎月の収支を把握した上で、カードの限度額とは別に『自分自身のカードの限度額』を設定すべき。月々のカード利用金額の目安は月収の15%程度に抑えるのが理想的」とアドバイス。また、「クレジットカードはカード会社が会員に貸与しているもの。カード番号や有効期限などをむやみに他人に見せる事がないように、カード情報をきちんと管理して責任を持って利用することもカードライフの基本」と注意を促している。



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