2012年3月2日金曜日
■古川経財相、電機とオタクの街アキバを日本のブランドと称賛
古川経財相、電機とオタクの街アキバを日本のブランドと称賛
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/9603/?mod=JRTAdBlock2
2012/2/29 9:56.
ジャパン・リアル・タイム(JRT)が1カ月前に古川元久経済財政相に話を聞いた際、経財相は日本経済は今後「創意工夫」を凝らした製品を作り出して行かなければならないと力説したが、具体例を聞かれると言葉に詰まっていた。
が、27日、東京・秋葉原を視察して、同経財相は新旧の日本起業家精神のモデルを見つけたようだ。電気・電子製品に限らず海外でも人気の高い日本アニメの中心地である秋葉原を、古川氏は日本を象徴するブランドと表現、その上で、「この秋葉ブランドをもっと生かしていきたいし、このモデルを、他の分野でも生かしていきたい」と語った。
視察先の一つ、秋葉原ラジオセンターは、壁だけで仕切った小さな店が連なる商店街で、最新の発光ダイオード(LED)照明製品から第2次世界大戦直後にはやった防犯カメラまで取り揃えている。古川氏は昔のコンピューター部品やおもちゃに関するうんちくを傾けて、店主たちを驚かせた。また、ある店主が同氏を旋回するようにおもちゃのリモコンヘリコプターを飛ばすと、懐かしい、久しぶりに見たと言ってしばし立ち止まった。
「新しい秋葉原」の側面も視察。「オタク」のためのアニメ・漫画本のキャラクター人形(フィギュア)が取り揃えられた店や、JRTもよく取り上げる総勢92人の女性アイドルグループ「AKB48」のコンサートホールも訪ねた。
古川氏がこの街で個人的な買い物をするかどうかは不明だが、側近の一人によると、子息は大のアニメファンだという。
視察も終わりに近づくと、古川氏は、同行記者団に、同氏の学生時代、この地区は「秋葉原電気街」と呼ばれ、中古のコンピューター部品などを売っていたと説明。「古い日本の強みがしっかり残っている。同時に新しいコンテンツ、フィギュアとかオタク文化が加わったが、そこは実は離れているわけではない。つながった形で発展してきた」と語った。
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