2012年3月18日日曜日

■【上海ブログ】日本人が上海の賃貸物件に感じたいくつかの不便


【上海ブログ】日本人が上海の賃貸物件に感じたいくつかの不便
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0316&f=national_0316_033.shtml
2012/03/16(金) 11:27

 上海の自宅の話。中国の住環境が改善されている、という統計や報道を目にするが、実際に住むと、「そうなのか?」と思う。家賃は、上海市の平均収入と言われる4000元(この数字は本当にあてにならないが)の倍以上、まあ、そこそこの物件のはずだ。

 今住んでいるところは、以前にやはり日本人駐在員の方が3年半住み続けたところ、と言われ、これも部屋を決めるのに大きな要因になった。日本人が長期にわたって耐えられる物件、というのは、物件の品質などを見極めるのに重要な目安だ。しかし、やはり「痛い所」が目に付いてしまう。

 一つは、シャワーの水圧。これは中国では95%期待できないが、湯船が完備している物件はこちらでは無意味にでかく、賃料も高くなってしまうのであきらめていたためになおさら、夏冬関係なく、気持ちよくシャワーを浴びたいという、風呂好き日本人の血が騒ぐ。絶対に浴びられない水圧ではないが、非常に弱い。入居当初は真冬、シャワー浴びても、むしろ寒い、という状態だった。

 シャワーと関連して、外に開く窓がある。これはこれで夏場とかはありがたい存在になるかもしれないが、入居当初は真冬。一見すると隙間なくきっちり埋め込まれているようには見えるのだが、どこか立て付けが悪いのだろう、冷気が容赦なく入り込み、水圧の弱いシャワーと重なって、シャワーを浴びているのに身体が冷える、ということになる。

 二つ目は、トイレの水の流れの弱さ。これも中国ではよくあること。何度か水洗ボタンを押さないといけない羽目になる場合がある。

 三つ目は、電灯のスイッチの位置。実際に住むことを想定した位置付けには絶対になっていない。明らかに適当に付けているとしか思えない。慣れればどうってことなくなるかもしれないが、住み始めには戸惑うことが多かった。

 四つ目は、エアコン。二つの寝室、リビングに計三つ、組み込み式エアコンが配備されている。一見格好良く、さりげなく配備されて実際の生活でエアコンを意識せずに、部屋を広々と使えるのだが、効きが悪い。二つの寝室は部屋が大きくないので、まだ効くが、リビングはかなり広いので、全く効かない。居住初日(真冬)で使用をあきらめた。

 住宅に組み込まれているエアコンについては、仲介業者の方も不安視されていた。「こういう形のは効きが良くない。外付けの、縦長の、床に置くタイプのほうがよいのだが」と。不安的中。真冬でとてもじゃないが耐えられず、二日目に家電量販店に行き、持ち運びヒーターを買い込む羽目となった。

 エアコンについては今後頭を悩ませ続けそうだ。夏はどうなるのだろうか? 今から少し不安。

 五つ目は、収納スペースや小物入れ。大型の、クローク式の収納スペース部分は広々として文句はないのだが、洗面周りや台所など、小物を置く場所や、手拭をかける場所など、日本のほとんどの賃貸であれば、住む人のことを考えられている部分に目が行き届いていない。言い換えれば、創意工夫する余地があるとは言えるが、家族が来ればともかく、1人暮らしの時は本当に夜ゆっくりし、寝るだけの部屋なので、そこまで手も頭も回らない。

 六つ目は、フローリング。一見ものすごくきれいで、清潔感があるのだが、歩き回ると、場所によってはぐにゃぐにゃしたりする。各扉の建てつけもそうだが、もう半歩、やさしくなれば完璧なのに。。

 言い出せばきりがないので、ここまで。住居に関する愚痴でした。



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