2012年3月11日日曜日

■衰退する日本人の宿泊需要


衰退する日本人の宿泊需要
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
2012年03月05日

日本政策投資銀行が発表しました『日本人による宿泊需要調査』ですが、これによりますと、2030年までに日本人による宿泊需要が<約17%減少>し、観光業に大きな影響を与えかねないとする中期予測をまとめています。

実際、今、殆んどすべての観光地が衰退していっており、勿論、経営努力をして客数を増やしている旅館・ホテルはありますが、全体としては客数は減少しており、温泉地としてこのままやっていけるところはないと言えます。

苦境を打開するために、中国人・韓国人に依存するホテル・旅館も多く出てきていますが、お風呂やトイレの習慣が違う彼らに依存してしまいますと、今度は日本人が敬遠し、衰退を早めていっているのも事実です。

結果、規模を負わず、日本人や一部の外国人に特化した超高級旅館・ホテルは生き残るのでしょうが、それ以外のところは淘汰されるしかありません。

和歌山県南紀白浜温泉でも、ロケーションが最高によい旅館が売りに出ているようですが買い手はいません。

また、徐々に店が閉まり、人も減り、衰退が加速してきていますが、大手温泉旅館・ホテルでは数百人入るところで20~30人しか入らない日も出てきているようで、借金まみれで廃業も出来ず、いきつくところまでいって破たんとなるしかないのかも知れません。

これが解雇や連鎖倒産を呼ぶことになりますが、衰退の連鎖が一旦始まれば余程の力がないと止めることは出来ませんが、観光協会や行政トップは旧態依然の観光アピールしか考えておらず、旅館・ホテルは資金難で動けなく、結果、衰退が止まりません。

そもそも、年収を減らしている日本人が多い中、1000円、2000円という安い温泉健康ランドが都会や地方に出来あがってきており、簡単な日帰り温泉気分を味わえるようになってきており、高い宿泊料金、まずい食事、悪いサービスでは、太刀打ちできないようになってきているのも事実です。
地方の衰退は今猛烈な勢いで進んでいますが、一番その衰退を気付いていないのがその地方と言えます。

nevada_report


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