2012年3月23日金曜日

■ソウル 待ち遠しい春花前線



ソウル 待ち遠しい春花前線
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2012032102000192.html
2012年3月21日 東京新聞

日本ではそろそろ桜の季節。当地でも桜は人気が高く、各地の開花時期を予想する「桜前線」も発表され、市民は花見を楽しむ。

その前に、当地の人たちが待ち望んでいる「春花」がある。黄色いかわいらしい花をつけるケナリ(チョウセンレンギョウ)と、濃いピンク色の華やかなチンダルレ(カラムラサキツツジ)だ。

三月下旬から四月上旬にかけ、まずケナリが花開き追いかけるようにチンダルレが咲く。長かった冬が終わり、街中に花があふれる最高の季節の始まりだ。

韓国気象庁は「ケナリ前線」「チンダルレ前線」も発表する。それによると、今年二月の平均気温は氷点下一・一度と、平年より二度ほど低かったため、開花はやや遅れそう。ソウルではそれぞれ四月二~五日に開花し、ピークは同十日前後との予想だ。

待ちきれず三月中旬、ソウル市内の樹木園を訪れた。早咲きの木で花見をともくろんだのだが、さすがに早すぎた。ケナリもチンダルレの花にも出合えなかった。

この日のソウルは寒さが戻り、最低気温は氷点下五度、日中の最高気温も四度ほど。もし咲いていても、ゆっくり花をめでるのは無理だっただろう。やはり花見は十分暖かくなったころに、桜で楽しむのが正解なのかも。 




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