2012年3月14日水曜日

■日本に嫁いだ中国人女性、震災後に日本へ戻る決断=中国


日本に嫁いだ中国人女性、震災後に日本へ戻る決断=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0314&f=national_0314_046.shtml
2012/03/14(水) 11:01
   
 日本人男性と結婚する中国人女性の数が年々増加している。最近では毎年1万人を越える中国人女性が日本に嫁いでいるが、東日本大震災は中国人女性たちの生活も大きく変化させた。中国メディアの新華社が13日、日本で暮らす2人の中国人妻の経験を報じた。

 劉さんは2006年、福島県南相馬市に住む日本人男性と結婚した。夫は自動車修理を生業とし、また夫の実家には2階建ての大きな家もあり、生活に何の不自由もなかったという。

 しかし、震災で生活は一変した。女性の家は福島原発から20.5キロの地点にあるためだ。原発で発生した水素爆発の音も自宅まで聞こえたという。日本政府の緊急避難命令を受け、彼女と19歳になる娘は中国大使館が手配した車によって避難することになったが、彼女の夫は手術を受けたばかりであったため、年老いた両親とともに隣町に避難し、一家は離れ離れになってしまった。

 また、2002年に宮城県南三陸町の男性と結婚した鐘さんは2人の娘に恵まれ、幸せな生活を送っていた。震災当日、鐘さんは娘を連れて中国に帰国していたため、幸いにも津波の被害を受けることはなかったが、家は全壊し、夫の安否も分からない状態が続いた。中国の親戚たちは「家がなくなってどこに帰るのか」と日本への帰国に反対し、日本の親戚も「帰ってきて苦しい生活をするよりも中国に留まって普通に生活しなさい」と勧めてくれたという。

 しかし、劉さんも鐘さんも最終的に日本へ帰ることを決めた。劉さんは手術を終えた夫の身を案じ、鐘さんは夫の無事が確認され、2人の娘のためにも家族でともに日本に住むことに決めた。

 新華社によれば、震災で被災した中国人妻の多くが中国へ一時帰国したものの、最終的に日本に戻っている。



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