2012年3月2日金曜日
■LCC エアプサン2機、再び亀裂の兆し発見
LCC エアプサン2機、再び亀裂の兆し発見
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/01/2012030100647.html
2012/03/01 10:50
韓国の格安航空会社エアプサンが運航する旅客機2機の胴体で亀裂の兆し(クラックシグナル)が相次いで発見されていたことが、先月29日までに分かった。
エアプサンと釜山地方航空庁によると、今月15日の定期検査で、ボーイング737-500型旅客機1機とボーイング737-400型旅客機1機の胴体から亀裂の兆しが見つかり、26日まで問題の機体の運航を中止し、緊急整備が行われた。亀裂の兆しは、胴体の天井部分で7-8センチの長さで見つかったという。
問題の2機は、昨年10月の点検でも別のボーイング737-500型旅客機1機と共に、天井の別の部分で亀裂の兆しが見つかっていた。
亀裂の兆しが2回見つかった機体は、昨年4月に韓国国土海洋部(省に相当)が行った安全点検では異常がなかった。韓国の航空会社は現在、ボーイング737型の旅客機を8機保有しており、問題の機体はそのうちの3機。国土海洋部は当時、米国サウスウエスト航空のボーイング737-300機が飛行中に胴体上部に長さ1.52メートルの亀裂が生じたため、緊急着陸した事故を受け、同型機に対する緊急点検を実施した。
エアプサンは保有する問題の機体は、機齢が16-18年だという。同社は現在、旅客機7機を保有しており、平均機齢は韓国の航空会社で最も高い14.97年となっている。
釜山地方航空庁の関係者は「胴体の小さな亀裂の兆しは、高度1万-2万フィート(3000-6000メートル)の上空で機内と外気の気圧差により機体が膨張と収縮を繰り返し、事故原因になることが考えられる」と述べた。
エアプサンは「定期点検で微細な亀裂を正確に発見しており、問題部位の修理も終えているため、安全な運航に問題はない」と説明している。
航空会社に対する管理監督権を持つ国土海洋部の関係者も「(エアプサンは)ボーイング社のマニュアルに従い、細かく点検した。(国土海洋部所属の)安全監督官が亀裂と修理結果について調査したところ、運航には問題がないことが確認された」と述べた。
エアプサンは今後2-3年でリース期間が終了した後、機齢15-18年のボーイング機6機を全てエアバス機に交代する予定だ。
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