2012年4月27日金曜日

■韓流ブームを支える韓国の情報革命


韓流ブームを支える韓国の情報革命
http://japanese.joins.com/article/150/151150.html?servcode=100&sectcode=120
2012年04月26日16時33分 [ⓒ 中央日報]

  数年前、韓国ドラマが外国人の間で人気があるという話を初めて聞いた時、不思議に感じた。 韓国のおばさんたちが好む‘つまらない話’に何をそんなに大騒ぎするのかと思い、よく理解できなかった。 しかし海外旅行をしながら、外国人が韓国ドラマの主人公に完全にはまっている姿を何度か見ているうちに、一時的なブームではないかもしれないという気がした。

  数年前、日本の証券会社を買収したことで、日本への出張が増え、特別な経験ができた。 日本で最も人気あった韓国ドラマ「冬のソナタ」の主人公ペ・ヨンジュンに対する人気は想像を超越した。 かつてペ・ヨンジュンが私の家の上の階に住んでいたことがあったが、日本でこのことを話すだけで、デパートや食堂でも特別待遇を受けることができた。

  ヨン様と同じ建物に住んでいる‘ラッキー’な私たち夫婦を非常にうらやましそうな目で見つめる人々を見て、これはただ事ではないと感じた。

  ドラマに続くK-POP人気はもっと不思議だった。 青い目の西洋女性が韓国男性歌手を見て感激の涙を流す状況はよく分からなかった。 西洋の女性は黒人よりも黄色人を低く見る傾向があるからだ。 ところがその西洋女性までが韓国歌手に熱狂しているとは…。

  韓流は一時的な現象であり、香港映画のようにしばらく輝いた後に終わるという見方がある。 筆者はこの意見に同意しない。 むしろ、これから起きる大きな歴史的な事件の前奏曲と考えたい。

  映画・ドラマ・歌謡は一種の文化商品だ。 文化は水と同じで、高い所から低い所に流れる。 文化レベルが低い国に、文化レベルが高い国が望む文化商品が存在するだろうか。

 では、韓国文化のレベルはどうか。 文化要素には経済文化、政治文化、都市文化、飲食文化がある。 要素別に見てみよう。 韓国は世界13位で、世界で最も速い経済成長記録を持つ国だ。 またアジア経済危機の克服に続き、今回の世界金融危機も最もうまく克服した国と認められている。 半導体・携帯電話・テレビ・船舶など数多くの製品で、韓国企業が世界最高のシェアを確保し、商品の韓流を率いている。

  政治的に見れば、経済を犠牲にせず、平和的に民主化を成就した、世界史のモデルになった国だ。 世界で最も進んだ情報技術を基盤に、最も透明で民主的な国へと、今も発展を続けている。

  宗教的には韓国が世界で最も進んだ国と見ることができる。 儒教は流入した宗教というが、儒教が生活全般に根を下ろし、文化として定着した国は韓国だけだ。 仏教もインドから始まった。 しかし仏教が定着して、文化として花を咲かせたのは韓国だけだ。

  キリスト教も歴史は短いが、米国の次に海外宣教師を最も多く派遣している。 何よりもさまざまな宗教がお互い争わず共存しながら発展していくのは世界の亀鑑になる。

  都市の側面では、国の人口の半分近くがソウルを中心に集まって暮らし、効率性を極大化している。 都市内によく保全された山と川があり、治安がよく、世界的に独特の都市をつくり出した。

  飲食では、伝統飲食の多くが健康食に新たに分類されているのを見ると、マーケティング戦略さえ適切に立てれば、飲食の韓流も近いうちに広まりそうだ。 このように韓流は優秀な文化を土台にしているため、簡単には消えないだろう。

  さらに韓流が大勢になる確実な理由がもう一つある。 それは情報革命の先鋒に大韓民国が立っているという点だ。 これは歴史に記録されるほどのことだ。

  産業革命が進行している時、産業革命を感じていた英国人はどれほどいるだろうか。 感じられないからといって起きていないわけではない。 すべての国民が超高速インターネット網を利用し、情報をやり取りして情報の非対称を崩し、透明かつ民主的で、お互い共存する持続成長が可能な世の中を作っていく情報革命に、韓国が率先している。

  5000年の歴史で、一度も外国を侵略したことがなく、客を最大限にもてなす伝統があり、選民意識がない国が、情報革命の主体勢力になり、世の中をより美しくさせている。 今後、韓流はさらに強まるだろう。



0 件のコメント:

コメントを投稿