2012年4月2日月曜日

■中国企業による海外買収は失敗続き=無計画、法律の無理解などが要因に―中国



■中国企業による海外買収は失敗続き=無計画、法律の無理解などが要因に―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60062&type=
2012年4月2日 5時53分

2012年3月30日、コンサルティング企業インターチャイナの調査によると、中国企業による海外企業の買収は、全体の7割が失敗していることが明らかとなった。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

今、中国企業は「走出去」(海外進出)の意欲を高めている。中国商務部の推計によると、2016年には対外投資額は5600億ドル(約46兆1000億円)に達する見通しだ。以前は大型国有企業の海外進出が目立ったが、現在では地方の国有企業や民間企業も積極的に海外投資を進めている。

しかしその意欲とは裏腹に海外企業買収の成果は芳しくない。失敗率は70%を超えているという。欧米企業の失敗率は40%程度。その差は歴然だ。「海外企業の買収といっても、実際には海外展開が目的ではなく、技術不足を補ったりブランド力を高めることが目的のケースが多いため」とインターチャイナの陳建剛(チェン・ジエンガン)氏は失敗の理由を分析する。

問題は他にもある。買収した企業の価値を向上させられるかどうか慎重に検討せず、規模の拡大を目的としたむやみな買収が多いこと。そして現地の法律を理解していないことも要因となっている。

その典型がTCLの失敗だ。03年、中国家電大手のTCLは仏トムソンと共同でTCLトムソン電子有限公司(TTE)を設立したが、赤字が続いた。ところが10年に生産を担当した管財人から顧客の不当な移管、雇用保護の不履行を訴えられた。最終的に1160万ユーロ(約12億7000万円)超を支払い和解する事態となった。現地の法律を理解しなかったことが損失につながったとインターチャイナは指摘している。




■海外の販売ルート、技術、ブランドを手に入れろ=中国企業の企業買収と海外進出―英メディア
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59286
2012年3月4日 16時13分

 2012年2月28日、英BBCウェブサイトは記事「なぜ中国企業は西側のライバルを買収するのか」を掲載した。3月3日、環球時報が伝えた。

 中国にはハイアール、ファーウェイ、マインドレイ・メディカルなど多くの優秀な多国籍企業が存在し、先進国市場への進出を続けている。今後、世界の舞台で活躍する中国企業を見る機会はさらに増えることになるだろう。

 中国企業の海外進出には2つの道がある。第1の方法は独自の海外進出だ。ファーウェイはこの道を選んだ。同社はまず東南アジア、アフリカに進出し経験を積んだ後、より競争が激烈な欧米など先進市場に進出した。

 しかし現在では第2の道、すなわち海外企業買収を選択する中国企業が増えている。今年1月、三一重工集団は独プツマイスター社を買収した。集団の収入に占める海外市場の比率はわずか4%だったが、買収により3倍に増加。また国際的な販売ルート、アフターサービスネットワークも手に入れ、一躍業界の有力プレイヤーにのしあがった。

 海外企業買収には、販売ルート、海外の先進的技術に加え、国際的なブランドを獲得できるというメリットもある。中国には国際的ブランドは少ないが、育てるのには時間も金もかかる。吉利集団によるボルボ買収がその好例だろう。




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