2012年4月3日火曜日

■平日昼のミュージカルがヒットのワケ



平日昼のミュージカルがヒットのワケ
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/04/01/2012040100129.html
2012/04/01 09:25 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

K-POPアイドル出演で外国人客集め、制作会社は上演回数増やす

 最近の韓国ミュージカル界では、外国人客の「平日チケット買い」が話題となっている。K-POPアイドルに一目会いたいという外国人ファンが多く、平日でも座席が埋まるという。これまでは週末の興行を重要視していたミュージカル制作関係者も、こうした現象を受け最近では平日の公演を増やす傾向にある。

 3月28日、ソウル竜山区のブルースクエアで幕を上げたミュージカル『CATCH ME IF YOU CAN』は、異例なことに週12公演が決定した。SUPER JUNIORのキュヒョン、SHINeeのキー、少女時代のサニーらK-POPアイドルが多数出演する作品だ。休演日の月曜日を除き、平日でも午後4時、午後8時の2回公演が行われる。本来、観客動員が難しい平日昼は1公演というのが一般的で、平日昼には公演がないケースも多かった。ある公演関係者は「K-POPアイドルを近くで見たいという日本・中国・東南アジアなどの観光客のおかげ」と話す。「外国人客は週末や退社時間などの制限に縛られないため、平日昼でも多くの観客が集まる」ということだ。

 昨年上演された『三銃士』『Jack the Ripper(切り裂きジャック)』は外国人客の客足が好調で、平日公演でも興行成績が良かった代表的なケースだ。『三銃士』にはキュヒョン、『Jack the Ripper』にはSUPER JUNIORのソンミンと元祖韓流スターのアン・ジェウクが出演した。制作会社エム・ミュージカル・カンパニーのキム・ミンソン広報マーケティング室長は「『Jack the Ripper』は外国人客の約77%、『三銃士』は約88%が平日公演を鑑賞した。空港に到着してすぐ、団体でスーツケースを持ったまま劇場に足を運ぶ外国人客も多い」と話す。

 昨年SS501キム・ギュジョンが出演したミュージカル『宮』を手がけた制作会社グループエイトのソン・ビョンジュン代表は「K-POPアイドルのおかげで最近は外国人客の割合が全観客の20%にまで増えた。つまり、観客1000人のうち200人が外国人ということだ。これはかなりの数だ」と語った。

 2007年に初演されて以降、シーズン制で現在も上演中のオリジナル・ミュージカル『キム・ジョンウク探し』(約250席)は昨年、特に日本人客に人気だった。NHK岐阜放送局のドラマ『恋するキムチ』やNHK Eテレの『テレビでハングル講座』に出演し、日本で人気の高い超新星のユナクが出演したからだ。制作会社CJ E&Mの関係者は「2007年の初演時は外国人客がほとんどいなかったが、昨年からは平日に日本人客が団体でスーツケースを持ったまま見に来るようになった。そのため、日本語の字幕を入れるかどうか会議をした」と語った。




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