2012年4月20日金曜日

■調査結果「北京の物価は高くない」…中国人「なわけないだろ」


調査結果「北京の物価は高くない」…中国人「なわけないだろ」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0420&f=business_0420_207.shtml
2012/04/20(金) 18:51
 
 中国のニュースサイト「環球網」はこのほど、世界の主要20都市における物価調査の結果(食品編)を発表した。各都市に駐在する記者が、指定された野菜や果物、肉などを買って価格を比較した。北京市における食品価格は世界的にみれば「中か下のレベル」との結果になったが、読者アンケートでは97%以上が「北京の物価は高い」と訴えた。

 果物、野菜、卵、乳製品、肉、ハンバーグやコーラなど日常的な食べ物について、2月20日-3月20日の期間に、各都市で調査した。

 野菜の場合、トマト、キューリ、ジャガイモ、タマネギ、ホウレンソウのの価格を調べた。トマトの場合、値段が最も高かったのは東京で、500グラム当り45.57元(1元=12.95円)だった。最も安いのはバンコック(タイ)で1.6元、ニューデリー(インド)では3.6元だった。

 タマネギの場合、最も安かったのは北京で1.5元、最も高いのは東京で15.06元だった。

 肉類は品質や部位による価格差が大きいので、同一の項目でもさまざまな商品を調べて平均値を出した。

 牛肉について500あたりの価格が100元を超えたのは、チューリッヒ(スイス)の159.82元と東京の150.57元だった。鶏肉ではチューリッヒの44.92元、ミラノの41.56元、モスクワの41.37元などの順になった。最も安かったのはバンコックの7元で、北京では8元、台北では8.51元だった。

 中国では2011年に食品価格などの高騰が続いて、不満の声が高まった。環球網は、世界の他の都市と比較・総合すれば北京の食品関係の物価は、「中か下のレベル」と評した。

 環球網ではさらに、読者を対象に「調査を見た結果、北京の物価は高いと思いますか」と尋ねるアンケートを行った。「高い」と答えた人は97.4%、「高くない」は2.6%だった。

 アンケート結果には、数値データよりも庶民の実感としての「物価高」が反映されたと考えてよい。



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