2012年4月27日金曜日

■最長9連休のGW、旅行・ホテル予約が絶好調


最長9連休のGW、旅行・ホテル予約が絶好調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000001-fsi-bus_all
4月27日(金)8時15分 フジサンケイ ビジネスアイ

 今年のゴールデンウイーク(GW)は、有給休暇などを活用すれば28日から5月6日までの最長9連休も可能とあって、東北地方を含めた国内旅行とともに、海外旅行も予約が好調だ。昨年のGWは東日本大震災後の自粛ムードで旅行需要が落ち込んだだけに、業界各社や行楽地の関連業界などは観光消費の拡大に期待を寄せている。

 海外旅行は、円高を追い風に客足の回復ぶりが鮮明だ。ここ数年、渡航先の中心だった韓国や香港など近隣のアジア地域に加え、旅行費用がかさむ欧州など遠距離地域も好調なのが今年の特徴。「欧州方面の予約は正月明けから入り始め、今はほぼ完売状態」(日本旅行上野支店)という。JTBはGW中の日本からの海外旅行者数が前年同期比4.8%増の56万3000人に達すると見込んでいる。

 一方、震災の影響から「戻りが弱い」(観光庁の井手憲文長官)と懸念された東北地方も善戦している。JRや東北各県などによるキャンペーンにも支えられ、「東北新幹線の『はやぶさ』と『はやて』の予約は2010年のGWと比べて40%増」(JR東日本)と震災前の水準以上に伸長。秋田、青森県などではGW中に桜が満開となるため「桜見物などを組み入れたツアーは一昨年並みに戻った」(JTB)という。

 ただ「昨年と同様に『西高東低』の傾向は変わっていない」(日本旅行)といい、同社の京阪神方面のツアー予約客は10年比で約3割増、九州方面も約4割増となっている。一方、東京都内のホテルも好調だ。開業を間近に控えた東京スカイツリーや東京ゲートブリッジなどの新名所に加え、渋谷や台場、表参道で新たな大型商業施設が相次いでオープンした効果もあり、都心の宿泊予約は満杯に近い状態になっている。

 港区のグランドプリンスホテル新高輪は「家族連れなどの需要を取り込む」(担当者)ため、ツインルームを改装。ベッドに引き出し式の予備ベッドを設置し、4人が宿泊できるように工夫したこともあり、5月3~5日の予約は全室の9割に近いという。京王プラザホテルもGWの予約は例年より約2割多く、館内では無料で海外アート作品を楽しめる展示会も開く。

 不動産業界は、震災の影響で昨年はGWに予定していた湾岸部のマンションなどの販売中止を余儀なくされたとあって、売り込みに余念がない。野村不動産は約1500戸の大規模マンション「プラウド船橋」(千葉県船橋市)のモデルルームを28日にオープンするが、GW中の見学予約はほぼ埋まっているという。住友不動産は、首都圏のマンション物件の情報を集めたギャラリーを新宿など都心の駅近くに開設し、利便性をアピールしている。



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