2012年4月20日金曜日

■外国人観光客:客足戻らず ソウル便再開決め手にならず、知事が韓・台訪問へ /青森


外国人観光客:客足戻らず ソウル便再開決め手にならず、知事が韓・台訪問へ /青森
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20120420ddlk02020067000c.html
毎日新聞 2012年04月20日 地方版

 東日本大震災後に激減した県内の外国人観光客の回復が遅れている。昨年10月末には大韓航空青森−ソウル線が運航を再開したが、同10〜12月の宿泊者数は6770人と前年の35%にとどまった。震災の風評被害の長期化に円高が拍車を掛けている。三村申吾知事は昨年に引き続き、5月下旬から韓国と台湾でトップセールスを行い、打開を図る方針だ。

 国の統計によると、昨年10〜12月の県内の外国人宿泊者数の内訳は、米国が1270人(前年比43%減)で最多。台湾が1190人(同83%減)、韓国が890人(同72%減)で続いた。例年、年間宿泊者数1位の韓国と2位の台湾の落ちこみが目立つ。県によると、今年1月以降も状況は好転していないという。

 青森−ソウル線の運航再開も回復の決め手になっていない。県のまとめでは、昨年11月の搭乗率は82%、同12月も74%と好調だったが、利用者の約7割を日本人が占めた。外国人との割合は震災前と逆転している。

 県は海外で地震や原発事故の危険性を誇張した報道が続いているのが原因とみている。例年、年明けにかけて高まるスキーや温泉の需要も風評被害や円高に相殺された形だ。



0 件のコメント:

コメントを投稿