2012年4月4日水曜日

■中国「食用廃油」で100人拘束 3200トン余り超押収


■中国「食用廃油」で100人拘束 3200トン余り超押収
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120403/mcb1204032231035-n1.htm
2012.4.3 22:30  

中国公安省は3日、浙江省で廃棄された油脂が大量に再加工され、食用油などとして各地で販売されていたとして、製造、販売に関わった容疑者計100人以上を拘束、廃油3200トン余りを押収したと発表した。中国メディアによると、原料になったのは食肉処理場で廃棄された豚や牛の内臓や皮だったという。

中国では廃油などを再利用した有害な食用油が流通し社会問題化しており、司法当局は2月、廃油再利用に関わる犯罪の最高刑を死刑にするとの通知を出している。

公安省の発表などによると、浙江省金華市で昨年10月、地元住民から異臭がするとの通報があり、警察が捜査に着手。加工された廃棄油脂は上海、重慶両市や、安徽、江蘇両省などの業者を通じて食品加工会社に販売され、売上高は昨年1月から11月までだけで1千万元(約1億3千万円)を超えていたという。(共同)





■下水や残飯を原料とした「地溝油」、生産・販売業者に最高で死刑も―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120225-00000005-rcdc-cn
Record China 2月25日(土)8時21分配信

2012年2月23日、中国の最高人民法院(最高裁)、最高人民検察院(最高検)、公安部は合同で、下水道の廃油や残飯などを原料とした「地溝油」(下水油)を「食用油」として生産・販売した業者に対し、最高で死刑を適用するとした通知を公布した。24日付で京華時報が伝えた。

中国公安部、国務院食品安全弁公室など各部門が合同で昨年8月から、「地溝油」の取り締まりキャンペーンを展開、計135件を摘発、800人近い容疑者を拘束している。今回の通知では初めて、「地溝油」に絡んだ違法行為とその罰則に関する定義が示された。

「地溝油」を「食用油」として生産・販売するなどした業者に対し、刑法第144条の「有毒、有害食品罪」の規定に従い、刑事責任を追及するというもの。死亡あるいは人体の健康に特別に深刻な危害を与えた場合、最高で死刑を言い渡すことができるとしている。

このほか、国の職員が食用油の安全に対する監視・管理業務において、職権を濫用したり、職責をおろそかにしたり、私利に惑わされて不正を働いたりしたことで犯罪を構成する場合も、刑法に基づいて刑事責任を追及していくとしている。

「地溝油」はヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれている。レストランなどで違法に使われているだけでなく、家庭用の食用油としても流通していることが分かっている。






■<レコチャ広場>汚水から作る「リサイクル食用油」は中国人の浪費好き・拝金主義が生み出した―中国
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=40664
配信日時:2010年3月20日 11時34分

2010年3月17日、医学博士で山東省政治協商会議委員の苑嗣文(ファン・スーウェン)氏は中国のブログサイト・新浪博客に記事「地溝油と腫瘍」を掲載した。国営ラジオ放送サイト・中国広播網が報じた「中国人は下水道の汚水から作られたリサイクル食用油(地溝油)を年間300万トンも食べている」との衝撃的なニュースについて論じている。以下はその抄訳。

リサイクル食用油のニュースは全ての中国人の怒りと驚きを招いた。われわれは豊かになった。しかし病気、特にがん患者はその数を増している。リサイクル食用油は高温で精製されるために細菌やウイルスの心配はないかもしれない。しかしその中にはヒ素の百倍も毒性が高く、地上最強の発がん性物質とも呼ばれるアフラトキシンが含まれているのだ。なるべく外食は避けること。特に揚げ物や水煮魚(油で川魚を煮る料理)はリサイクル食用油が使われることが多い料理だ。

なぜリサイクル食用油が作られるのか。それには中国人の飲食習慣が関係している。食べきれないほどの料理を出すのがおもてなしという文化があり、客も料理を食べきっては失礼にあたる。特に接待ではこうした問題は驚くほど深刻だ。こうして余った食料からリサイクル食用油は作られている。昔は「金持ちは余った肉を腐らせ、道には餓死者がいる」世界だったが、科学技術が発達した今では、腐った肉はハムとなり、リサイクル食用油となっている。

また、この問題の背景には中国人が拝金主義になったことがある。金が全て。そのほかは、正否も信仰もなければ、美醜も善悪もない。こんな民族は本当に恐ろしい。社会的責任が全くないのだから。「人にやられたくないことは、人にしてはならない」というが、今や農薬漬けの野菜を作り、リサイクル食用油を使った食品を売り、メラミン入りの粉ミルクを作るようになった。自分では食べられなくても人に売ればいいという考えだ。(翻訳・編集/KT)

●苑嗣文(ファン・スーウェン)
医学博士、山東省政治協商会議委員、山東中医薬大学中魯医院特任専門家。雑誌、新聞にコラムの連載を持ち、伝統医学の普及に努めている。テレビ番組にも出演するなど活躍の場を広げている。





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