2012年5月1日火曜日

■料理からハエの幼虫…店側“電光石火”で飲み込み証拠隠滅=北京


料理からハエの幼虫…店側“電光石火”で飲み込み証拠隠滅=北京
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0430&f=national_0430_024.shtml
2012/04/30(月) 11:13  サーチナ
 
 飲食店で食事をしていたら、料理の中からハエの幼虫のような虫が出てきた。客は支配人を呼びつけて抗議。支配人には料理に手を伸ばし、客が「証拠を隠さないで!」と叫ぶにもかかわらず、虫を飲みくだした。その後、店側は料理に虫が入っていたことを否定。しかし、客側が残したやりとりの録音内容について、説明できなくなった。中国新聞社が報じた。

 騒ぎが起きたのは、27日夜だった。場所は北京市内の和平里東街付近の飲食店。家族連れで来店した女性客が鳥肉と野菜の料理を食べていたところ、中から「ハエの幼虫のような虫」が出てきた。「もう3分の1ほど食べおわっており、気持ちわるくてたまりませんでした」という。女性客はただちに接客従業員、次いで当直の支配人を呼んだ。

 呼びつけられた支配人は、料理を見るや手を伸ばして、「虫」をつかんだ。女性客は「だめ。証拠を隠さないで!」と叫んだが、支配人は指を自分の口に運び、「虫」を飲みくだした。“電光石火の早わざ”で、「阻止する間もない」出来事だったという。女性客はますます気持ちが悪くなり、トイレに走って行って嘔吐(おうと)した。

 女性客が何度も要求したので、店の経営責任者がやって来たが、料理に虫が入っていたことを頑として否定しつづけた。しかし、「気分が悪い」という女性客の求めに応じて、女性客を病院に連れて行った。

 怒りがおさまらない女性客は病院から警察に通報。警察官が駆けつけて双方の調停にあたることになった。女性客は「深夜になり疲労困憊(ひろうこんぱい)。性も根も尽き果てた」ため、損害賠償は「もうよい」と放棄。「料理に虫が入っていたことを認め、心から謝罪する」ことだけを求めつづけた。

 飲食店側は最後に謝罪し、当直の支配人が虫を食べたのは「事態を早く解決してしまおうと思ったからだ」と認めた。

 しかし飲食店側はその後、取材に対して、料理に虫が入っていたことをかたくなに否定。「お客さまが『気分がすぐれない』とおっしゃったので病院にお連れしただけです。料理に虫がはいっていた事実はございません」などと説明した。

 取材の記者は店側に対して、「問題がなかったと主張するのに、料理の代金を受け取らなかった理由」、「女性客が残した録音に、店側が料理に虫が入っていたことを認め、謝罪した部分があったこと」について問いただしたが、はっきりした回答はなかったという。

 行政の衛生監督部門によると、飲食店が供した料理にハエやハエの幼虫などの異物が入っていた場合、店側が証拠を隠滅したとしても消費者側の訴えに応じて飲食店厨房などの検査を行う。また、食中毒などが発生した場合には、「問題と思われる食べ物を保存しておくことが不可欠」という。



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