2012年5月2日水曜日

■ダルビッシュ「7回は抑えないと」チームへの責任感 米紙報道


ダルビッシュ「7回は抑えないと」チームへの責任感 米紙報道
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0502&f=national_0502_010.shtml
2012/05/02(水) 06:21
 
 1日、メジャーリーグ、テキサスレンジャーズのダルビッシュ有投手は、トロント・ブルージェイズ戦に5度目の先発を果たし、7回を1失点、9奪三振と好投し無傷の4勝目をあげた。試合はレンジャーズが4-1のスコアで勝利、これでダルビッシュはハーラートップに並び、チームは17勝6敗とアメリカンリーグ西地区の首位を独走している。

 ダルビッシュは前回同様、セットポジションでの投球を選択。投球は安定し変化球をコーナーに投げ分けブルージェイズ打線を4回のエンカーナシオンの一発だけに抑える好投を見せた。米紙の多くはダルビッシュの好投をワシントン監督の「32勝0敗は期待していないけれど、彼はきちんとゲームを作ってくれる」という談話と共に紹介している。

 FOXスポーツは、レンジャーズの選手層の厚さが今のチームの勝率の高さに繋がっていると分析し、この試合ベントレとハミルトンの代役で8.9番に入ったモアランドとジェントリーがホームランを打って試合を決めたことをあげている。日本ではダルビッシュの投球にフォーカスが当てられているが、レンジャーズというバランスの取れた強力なチームで投げられているのも彼にとって大きな幸運であることは間違いない。

 レンジャーズはこの試合の前日、ホームテキサスでレイズと戦いその後トロントまでの長距離移動というハードな日程。過酷な移動はメジャーにはつきものだが、さすがにハードだったようで北の地カナダ、トロントについたのは午前5時半過ぎ。FOXスポーツは、通訳を通じたダルビッシュの「早朝、ホテルに着いた疲れ切ったチームメイトを見て絶対に7、8回までは抑えないといけないと思った」という談話を紹介している。さらに驚くべきことにダルビッシュはそういうプレッシャーを全く表には出さず、実に落ち着いてピッチングを組み立てていたと同紙は感心している。

 鳴り物入りでレンジャーズに入団したダルビッシュにかかるプレッシャーは計り知れない。また変化球を巧みに操るタイプの投手だけにマウンド、ボールへの対応は非常に難しかったのは想像に難くない。そんな苦労もあってなのか先日のヤンキース戦では思わずメジャー禁止のガッツポーズを取りかけたダルビッシュだが、この日は非常に落ち着いて投球を組み立てていた。彼の「メジャーの雰囲気に慣れてきた」というセリフはそういうメンタル面でのコントロールも上手く行きはじめたということなのかも知れない。

 32勝は期待していないとワシントン監督に言われたダルビッシュだが、レンジャーズの公式サイトではファンの「ダルビッシュの不安は故障だけ。このまま投げたら負けない」という書き込みも見られている。どこまでその連勝を伸ばすのか?次戦は5月6日のインディアンス戦に登板予定だ。



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