2012年5月2日水曜日

■銭湯女子部、にぎわい取り戻そうと一肌脱ぐ


■銭湯女子部、にぎわい取り戻そうと一肌脱ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120501-OYT8T00498.htm?from=osusume
(2012年5月1日  読売新聞)
.
街の銭湯が年々、姿を消す中、名古屋市中村区で30日、銭湯と町歩きを楽しむイベントが行われた。

企画したのは、20~40歳代の風呂好きでつくる「名古屋銭湯女子部」。銭湯の良さを多くの人に知ってもらい、かつては地域の大切なコミュニケーションの場でもあった銭湯にもう一度、にぎわいを取り戻そうと、一肌脱いだ。

「80年以上の歴史があり、中村区でも一、二の大きさのタイル絵が魅力です。入ってくださいと言わんばかりですよ」。中村区道下町の銭湯前で、銭湯女子部代表で愛知県知多市、会社員吉川仁美さん(35)が見所を説明すると、約20人の参加者も興味津々の様子で聞き入った。

  週3回は銭湯に行くという大の銭湯ファンの吉川さんは昨年春、仲間と一緒に女子部を結成(現在は男女約15人)。県内の銭湯情報をブログ「銭湯配置につけ!」で、「浴室は広々、開放感がある」「クラシック音楽が流れている」などと詳しく紹介し、今回初めて名古屋市内のイベントも企画した。





■銭湯の魅力再発見…名古屋で女子部がイベント
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20120501-OYT8T00391.htm?from=popin
(2012年5月1日  読売新聞)

  街の銭湯が年々、姿を消す中、名古屋市中村区で30日、銭湯と町歩きを楽しむイベントが行われた。企画したのは、20~40歳代の風呂好きでつくる「名古屋銭湯女子部」。銭湯の良さを多くの人に知ってもらい、かつては地域の大切なコミュニケーションの場でもあった銭湯にもう一度、にぎわいを取り戻そうと、一肌脱いだ。

 「80年以上の歴史があり、中村区でも一、二の大きさのタイル絵が魅力です。入ってくださいと言わんばかりですよ」。中村区道下町の銭湯前で、銭湯女子部代表で愛知県知多市、会社員吉川仁美さん(35)が見所を説明すると、約20人の参加者も興味津々の様子で聞き入った。

 週3回は銭湯に行くという大の銭湯ファンの吉川さんは昨年春、仲間と一緒に女子部を結成(現在は男女約15人)。県内の銭湯情報をブログ「銭湯配置につけ!」で、「浴室は広々、開放感がある」「クラシック音楽が流れている」などと詳しく紹介し、今回初めて名古屋市内のイベントも企画した。

 この日は吉川さんがガイド役を務め、約3時間かけて周辺の町並みも散策しながら、最後に銭湯で汗を流すという趣向で、東京や京都などからも銭湯ファンが集まった。兵庫県加古川市から参加した会社員志手(しで)藤道さん(48)は、「銭湯は地域で異なる歴史や文化があり、行けば必ず新しい発見がある」と楽しそう。

 吉川さんも「知らない人同士でも会話を楽しめて、文字通り裸のつきあいができる銭湯は、地域にとって大切な場所。お風呂の中に不機嫌な人はいないし、私は笑顔に出会える場所だと思っています」と話す。

減少の一途打開 組合も取り組み

 愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合によると、最盛期の1960年代には県内に800軒を超えていた銭湯は、その後、風呂付きの家庭が増えたことなどから減少の一途で、30日現在では141軒になっている=グラフ参照=。

 こうした現状を打開しようと、活性化委員会をつくり、集客アップを目指している同組合は、名古屋市内など13の銭湯で、ジョギングを楽しむ人にロッカーを無料で貸し出し、走った後に銭湯で汗を流してもらおうと、「ランナーズ銭湯」(入浴料は必要)という取り組みも2月から始めた。

 先週末には、日本の浴場文化をテーマにした映画が全国で封切られたこともあり、活性化委員会の委員長で名古屋市南区の「七福湯」を経営する貝谷茂範さん(44)は、「少しでも多くの人に関心を持ってもらえればと思う。組合としてもいろんな取り組みをして利用者増につなげたい」と張り切っている。



0 件のコメント:

コメントを投稿