2012年5月1日火曜日

■添加剤入り絶品“豚の角煮”…調理師「私? 食べませんよ」=中国


添加剤入り絶品“豚の角煮”…調理師「私? 食べませんよ」=中国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0501&f=national_0501_116.shtml
2012/05/01(火) 15:40
 
 中華の代表的料理のひとつに「紅焼肉」がある。ほっこりとして、とろけるような豚ばら肉のブロック、味のベースはしょうゆと紹興酒だ。日本でいう「豚の角煮」に似ている。この人気のメニューに「肉宝王中王」と呼ばれる添加剤を使う飲食店が多い。ただし、調理師は「肉宝王中王」を使った“絶品”の紅焼肉を「自分自身は食べない」と断言する。チャイナネットが報じた。

 江蘇省南京市内で、食品や関連業務用品を扱う店が集中しているのが長虹大市場だ。食品添加剤の専門店もある。

 「肉宝王中王」を購入した調理師によると、「紅焼肉に使うんだよ。こいつを使うと独特の香りが出てね、やみつきになる。麻薬みたいにね」という。ただし、「違反品なんだろ。私は(『肉宝王中王』を使った紅焼肉を)1回も食べたことがないよ」とつけくわえた。

 「肉宝王中王」の箱を手に取った南京医科大学公共衛生学院の莫宝慶教授は、「混合型食品添加剤ですね。かなり複雑な成分みたいですよ」と説明を始めた。

 「成分一覧をみるかぎり、塩、アミノ酸、それから2-メチルシクロペンタ-2-エン-1-オンに香料。すべて味わいを増す効果がありますね。やみつきになったとしても、おかしくはないでしょう」という。

 大部分は人工的に合成されたもので、胃腸の粘膜に大きな刺激を与え、傷めてしまう危険がある物質が含まれている。莫教授は「この種の添加物は、人体に悪影響を与える恐れがあります」と明言した。

 莫教授によると、「肉宝王中王」のような混合型食品添加剤については、使用について明確な規制がなく、人体に有害と分かっていても、行政の監視の“空白地帯”になっているという。



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