2012年5月1日火曜日

■帰省の動き緩やか/連休分散、千円高速終了で


帰省の動き緩やか/連休分散、千円高速終了で
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20120429000090
2012/04/29 09:51

 汗ばむ陽気となった28日、ゴールデンウイーク(GW)が始まった。香川県内の観光地などの人出は、連休の分散に加え千円高速終了の影響などで静かな滑り出し。飛行機やJR各線で帰省する動きは緩やかで、高速道路も渋滞は発生しなかった。


◆うどん店
 例年大勢の県外客でごった返す有名うどん店は、千円高速終了の影響が鮮明に表れた。

 山越(香川県綾川町)は、午前中に約80メートルの行列ができる盛況ぶりだったものの、大きな混雑はなく、「高速道路の料金体系から千円がなくなったため予想はしていたが、昨年と雰囲気が少し違う」と山越伸一店主。

 香川県の「うどん県」キャンペーンに刺激を受け、昨年に続いて来県した宇都宮市の下城孝名子さん(35)は「うどんの味はやっぱり最高」と笑顔を見せながらも、「昨年は車で来たけど、今年は寝台特急にしました」と話した。

◆観光地
 香川県琴平町の金刀比羅宮も、午前中は普段の日曜と同程度の人出。それでも、同宮社務所は「昼すぎからは徐々に客足が伸びた。平日も休めば9連休で、例年より人出は多いと見込んでいる」と期待を寄せた。新屋島水族館(香川県高松市屋島東町)でも、初日の来館者数は前年をやや下回った。

 一方で、東日本大震災後の出控えで昨年減った観光客が戻ってくる動きも。栗林公園に向かうという福岡市の会社員中原美幸さん(39)は「震災で昨年4月の香川旅行を取りやめた。1年越しで来られてうれしい」と喜んだ。

◆交通機関
 高松空港を発着する東京便は満席がなく、搭乗率は4~9割程度。2歳の長女と高松市に帰省した東京都の水越由利子さん(37)は「実家でのんびり過ごしたい」と話した。

 JR四国によると、この日の乗車率の最高は、午前8時51分岡山発中村行き特急南風の110%。マリンライナーは上下線とも50~65%程度にとどまった。

 高速道路も同様で、高松自動車道、瀬戸中央自動車道とも渋滞はなく、西日本高速道路四国支社は「通常の土日よりやや多い程度」とした。



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